...何とも云えない凄味(すごみ)が差すのであった...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...」私は、花を指差す...
太宰治 「黄村先生言行録」
...わざと水を差すような事を言ってみた...
太宰治 「惜別」
...指の差す方角へ眼で従いながら...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...やがてその顔に驚きの色が差す...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...寒いから一つと言って猪口(ちょく)を差すので...
徳田秋声 「縮図」
...般若(はんにゃ)の面を頭の上へあげると共に、その石盤を胸におろして、黒板の文字をうつしとりながら、棒だと思えば一棒に当ればワンの一と書けば二二はツー、ツー、ツーるの字の頭をちょっと曲げると三三はスリ巾着切り、かっぱらい挟箱(はさみばこ)だと思うと違います4は四の字でございますフォーア、フォーア、フォーアふかしたてのお饅頭(まんじゅう)、フォア、フォア、フォア五の字は人の面(かお)6は鼻です7は鍵8は瓢箪(ひょうたん)ポックリコ茂太郎はこんな出鱈目(でたらめ)の下に、文字を書き且つ習いつつあったが、「さあ、皆さんがよく御勉強をなさいましたから、今日はこれでお休みの時間にして上げます、お休みの時間には、わたくしが踊りをおどってごらんに入れます」先生を圧迫して、自分が放課を宣告し、右の手を差す手、引く手にして足踏みおかしくはじめると、乳母の膝なる登が笑いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...横から日の差す所だけが光るせいか...
夏目漱石 「坑夫」
...楽屋口から差す灯を微かに半面に受けて...
西尾正 「陳情書」
...いずれ竹を切ってしまうつもりですが――」指差すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二直線が交差する角度が極めて小さいときは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...おのずから睡気の差すまで...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...立っていれば影が差すのが当り前である...
森鴎外 「木精」
...それに呉州(ごす)や飴を差すのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自分の目差す針路だけは他人のものではないと思われた...
横光利一 「旅愁」
...殊に夜中のお出ましは相成るべくはお控え願いとう存じまする」と千助は釘を差すように云った...
吉川英治 「剣難女難」
...……誰ともだ」「おもしろかろう」「何が」「おぬしの役目よ」「ばかな」鵜殿甚七は、しんから腹が立つように、「咎(とが)もないのに、御勘当の態(てい)になって、何年も故郷(くに)の土をふまず、大小差す身が、山伏になったり、これこの通り、薬売りのまねしたり……何がおもしろい」「しかし、諸国の情勢を視(み)、危険を冒(おか)して、敵地と自国を、出没して歩くなど、われわれにはない役得(やくとく)だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...刀など差すなんて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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