...そして仏蘭西(フランス)から輸入されたと思われる精巧な頸飾(くびかざ)りを...
有島武郎 「クララの出家」
...驚く程巧に織ってある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...精巧を誇る測高器(そっこうき)と対空射撃算定器(たいくうしゃげきさんていき)とが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...あの口の巧(うま)い板倉などには直ぐ丸め込まれるであろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あてが巧アいこというて姉ちゃん呼んで見せる...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...わざわざ自分の病気をわるくして長引かしては密かに喜んだりする一種の精神病者に似た心理状態にあるという事を巧みに暗示すると云うよりはむしろ露骨に押しつけようというのであった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...男が頼もしい悧巧(りこう)もののように思えて来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼は巧みに隠れたるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼の眼にはそれらの精巧なる機械も極めて簡単なるものとしか映じなかった...
豊島与志雄 「過渡人」
...内容は技巧以前のものです...
中原中也 「(最も純粋に意地悪い奴)」
...象牙(ぞうげ)を平たく削(けず)った精巧の番号札が数通(かずどお)り百本納められていた...
夏目漱石 「明暗」
...その学生は彼女の腕を執って巧みに氷の上を滑走させてくれた...
原民喜 「滑走」
...ママのマダム・ジャネットはノアイユ伯爵夫人によく似た悧巧そうな方だった...
久生十蘭 「だいこん」
...一切の工巧(てわざ)や百般の物を護る諸竜の名を挙げおり...
南方熊楠 「十二支考」
...画は巧いがまだ足りぬ処ありと呟(つぶや)いて去る者あり...
南方熊楠 「十二支考」
...利巧(りこう)ぶっても老人ふうになってしまったこの女は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...実に巧みにわからないふうをよそおう...
山本周五郎 「百足ちがい」
...針金に押し当てがった帆布(キャンバス)で巧みにアシライながら遮り止めてしまった...
夢野久作 「爆弾太平記」
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