...この境内の玉川尻に向った方に...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...十二月十九日晴、行程二里、川尻町、砥用屋(四〇・中)まつたく一文なしだ、それでもおちついたもので、ゆう/\と西へ向ふ、三時間ばかり川尻町行乞、久しぶりの行乞だ、むしやくしやするけれど、宿銭と飯代とが出来るまで、やつと辛抱した...
種田山頭火 「行乞記」
......
永井荷風 「桑中喜語」
...そこへ松竹から川尻清譚君だの植木君だのという人が見えて左団次一座があれを演(や)りたいからとの申出であった...
中里介山 「生前身後の事」
...それから秋田へ出て、八郎潟では船賃が足りず、川尻の俳人、佐々木北涯氏の家へ、私が使者になって、金一円也を借りに行った...
野村胡堂 「胡堂百話」
...葦(あし)の繁った大川尻の風物をなぞらえて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大川尻の水の上へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ともかく川尻のちかくまで行つて見ようよ...
牧野信一 「痴日」
...生田の川尻から御影(みかげ)の浜へわたって...
吉川英治 「私本太平記」
...逆瀬川の川尻のひがし...
吉川英治 「私本太平記」
...堺の港や安治(あじ)川尻などの海面を望めば...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちぬの浦(江戸川尻)の沖を行く便船の上に...
吉川英治 「平の将門」
...それも初めは、伊予の日振島(ひぶりじま)を中心に、ある限界を出なかったが、海賊の経験が、訓練を経てくる一方、官辺の無力さがだんだん分ってきたので、近頃は、四国の北東から、淡路、摂津の近海まで、悠々と横行したり、そして時には、この淀川尻の、江口、蟹島、神崎あたりへも、陸(おか)の酒を飲みに上っていた...
吉川英治 「平の将門」
...夜魔(よま)昼魔(ひるま)安治川尻(あじがわじり)に浪が立つのか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...江戸川尻を出るまで...
吉川英治 「松のや露八」
...船が着いた川尻のすぐ向いにある大きな間口の軒へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――会う機(おり)は、わしら父子(おやこ)が、よいように作って進ぜる)と、丹左衛門のことばに、(なにぶん)と、その日、午(ひる)ごろ飾磨の浦につき、川尻の舟に、お通をやすめ、以前、お通の乳母なる人の家から、何かと物など運ばせて、太郎左衛門船がはいるのを、今か今かと待ちかねていたのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...川尻へは豊後にいたドワルテ・ダ・シルバが派遣された...
和辻哲郎 「鎖国」
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