...公子 (色やや嶮(けわ)し)随分...
泉鏡花 「海神別荘」
...去りて*サモスと嶮崖のインブロスとの間なる暗き潮に飛び込めば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その高道にしてかつ峻嶮なる多く世界に見ざるところなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その峻嶮(しゅんけん)を試みんとする人にとっては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...稍ともすると削りたつたやうな神経の嶮しさが露骨で...
牧野信一 「裸虫抄」
...昔の日本は山が嶮しく陸路の交通は困難であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...牛を殺す時のような嶮(けわ)しい眉間(みけん)をした男の権まくに驚いて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...以後は嶮を守って...
吉川英治 「三国志」
...道はすでに有名な桟道(さんどう)の嶮岨(けんそ)に近づいていたのである...
吉川英治 「三国志」
...長江の嶮(けん)と...
吉川英治 「三国志」
...一族一体を基盤とする金鉄の本塁(ほんるい)を奥河内の嶮(けん)に築いて...
吉川英治 「私本太平記」
...天嶮(てんけん)によらず平地(へいち)にきずいた城塞(じょうさい)のことで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ここはひどい嶮岨(けんそ)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...道が嶮(けわ)しければ嶮(けわ)しいほど...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...嶮(けわ)しいのにあきれている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おもひのほかに嶮しかつた...
若山牧水 「木枯紀行」
...其処からの下りのひどく嶮しいのを知っている私は...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...五里の嶮坂(けんばん)瞬時に降(くだ)り尽(つく)し...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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