...だんだん嵩(こう)じて来て起きられなくなったようにいい繕った...
有島武郎 「或る女」
...水嵩(みづかさ)が増(ま)すと...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...そのときすでにそれは水嵩(みずかさ)の満(み)ち干(ひ)をはじめており...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...水嵩(かさ)によってちがっていて...
直木三十五 「南国太平記」
...水嵩も増すようであるし――」小太郎は...
直木三十五 「南国太平記」
...俺の家に女がいるというのかね」「そうですとも」こんなことから痴話(ちわ)が嵩(こう)じてゆきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうちで一番重くて嵩張(かさば)った大きな洋書を取り出した時...
夏目漱石 「明暗」
...二倍も年嵩(としかさ)の金持の親爺のところへ嫁にやられることになつて居るし」「大變な親爺だな」「まだありますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女道樂が嵩じて變な野郎だけでは濟まないことになりましたよ」「何をやらかしたんだ」「心中ですよ」「心中? 万兩息子が心中をしたといふのか?」平次も膽をつぶしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し嵩(かさ)にかゝる癖があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...週期的に襲はれるモノマニアが嵩じて...
牧野信一 「毒気」
...女の私は嵩だかなのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...嵩山正直の子は正俊(まさとし)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...戴曼公はまた痘科を池田嵩山(すうざん)に授けた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...……この数年は出費の嵩(かさ)む生活がつづいた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ほかの家よりもはるかに出費が嵩(かさ)む...
山本周五郎 「やぶからし」
...そこをどいて貰おう」岩野と呼ばれたいちばん年嵩(としかさ)の青年が...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...もっと水嵩(みずかさ)を増してまいります」「谷は狭く...
吉川英治 「三国志」
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