...室の一端には非常に大きな鹿の角が壁の中に嵌め込んであつて...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...コップのふちを嵌(は)めこんだのだった...
海野十三 「奇賊は支払う」
...又わたくしのはあなたのお胸には嵌まりますまい...
太宰治 「女の決闘」
...当時流行した紫色鉛筆の端に多分装飾のつもりで嵌(は)められてあったニッケルの帽子のようなものを取外してそれをシャーレの水面に浮かべ...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...斉しくあて嵌めることを要求するものと見ていい...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...別のしかるべきのを見つくろって嵌(は)め込んで置きさえすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...どの音にも旨(うま)く嵌(はま)らない...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...踊り場の中央には大きな磨硝子(すりガラス)が嵌めこまれてあって...
久生十蘭 「金狼」
...此の場合に当て嵌った真実ではないか?一日二円を儲けた人が...
松永延造 「職工と微笑」
...私自身でそれを嵌めてみたかつた...
室生犀星 「巷の子」
...その五つか六つの調子をあらゆるものに当て嵌める事になってしまうのでございましょう...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...それに大さの違ふ淡紅色(たんこうしよく)の大理石で刻んだロゼツトが二つ嵌めてあつた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...小さい肖像を嵌めた印籠を...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...ながいことかかって額縁に嵌めこんだ...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...私を谷山家の養子に嵌(は)め込んでしまうと...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...切羽(せっぱ)の上に象嵌(ぞうがん)がある...
吉川英治 「江戸三国志」
...まるで悪戯(いたずら)ッ子がうまく相手を嵌(は)めこんだ時のように...
蘭郁二郎 「地図にない島」
...西壁のほかにもあらゆる部分に金の板や間柱(まばしら)が嵌められている...
和辻哲郎 「鎖国」
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