...故に割れ目より崩れたるとき其内部を窺へば尚赫耀として赤熱の状態にあり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...ちょっとお転婆に片褄(かたづま)の緋の紋縮緬(もんちりめん)の崩れた媚(なまめ)かしさは...
泉鏡花 「怨霊借用」
...エリザベスの誇らかな心意気は、突然にも崩れた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...だがすぐヘナヘナと崩れたふざけた調子で「なんだか脅迫されてるみたいだね」「ええ...
高見順 「如何なる星の下に」
...そこは荒壁になっていて土の崩れた壁の穴から隣の室の燈火が滲みだしたように漏れて見えた...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...之が山林亂伐山の赤裸の所へ雨が降つたから崩れた...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...彼の一挙一動に笑い崩れた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...たまたま高峰に登り得たと喜べば氷河の断崖で幾日もたたず溶けて崩れたりするであろう...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...崩れた井戸へ落ち込んだものと見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...更に山の崩れた所は無いかと聞いた...
長塚節 「痍のあと」
...ここらが最も形の崩れた所かも知れない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...山は崩れたい時には...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...美奈子の上へ崩れたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...崖の崩れたところがあった...
林不忘 「あの顔」
...なら築島が崩れたのは...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...僅かに土の崩れた跡が見えるが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...腰を刺されて体の崩れた渡辺の脾腹(ひばら)を十分に斬った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いちど乱離と崩れた陣は...
吉川英治 「私本太平記」
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