...運命とゞめ遮るもイリオン城を崩すべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そして遠慮なく膝を崩すような客に対する時の調子も...
徳田秋声 「黴」
...崩す其まゝ古材木を競売するので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そしていつもきまった姿態を崩すことがない...
豊島与志雄 「白木蓮」
...その一かたまりを崩すにはかなりの時がかかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...強(し)いてその一かたまりを崩すことなくして通行にさしつかえないはずであったのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...人の積んだ石を崩すの罰まで...
中里介山 「大菩薩峠」
...崩(くず)すならそこにあるように崩すものだ」長い手紙の一端がちょうど自分の坐った膝(ひざ)の前に出ていた...
夏目漱石 「行人」
...無論自分の前にゐる令嬢の遠慮と沈黙を打ち崩すにあつた...
夏目漱石 「それから」
...大店(おおだな)の主人らしい冷静と品位を崩すまいと骨を折ってるような何となく痛々しい四十五六年輩の男でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...汚れた土を崩す事は気安めではない大きい冷い屋根を引つぺがへして浪の泡沫をふりかけやうか!それとも長い暗いトンネルの中へ鎖の鍵を持つてゐるムカデをトコロテンのやうに押し込んでやらうか!奈落にひしめきあふ不幸な電気人形よ波を叩いて飛ぶ荒鷲のツバサを見よ海よ海!海には自由で軽快な帆船がいつぱいだ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...身を持ち崩すなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...然るに門人中坐容を崩すものがあったのを見て...
森鴎外 「細木香以」
...長い仕事中にもそれを崩すということがない...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...三味線を崩す者は団平といい...
山本笑月 「明治世相百話」
...少しも崩すことなく...
吉川英治 「剣の四君子」
...膝を崩すこともゆるされない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...その肥(こ)えた体を不行儀に坐り崩すと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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