...友人二人、案内や人夫五人、合計七人にリーダー格として、大町、針ノ木峠、平、刈安峠、佐良峠、五色ヶ原、立山、剱、祖母谷(ばばだに)、大黒(だいこく)という当時としてはかなり大きな旅行を済ませたばかりであるのに、二人の友人が東京へ帰るのを見送ると共に、また山に入ったのだから...
石川欣一 「可愛い山」
...峠の頂上から、バスで三十分程ゆられて峠の麓、河口湖畔の、河口村といふ文字通りの寒村にたどり着くのであるが、その河口村の郵便局に、私宛の郵便物が留め置かれて、私は三日に一度くらゐの割で、その郵便物を受け取りに出かけなければならない...
太宰治 「富嶽百景」
...峠を越えて坂本の本陣まで着いたことはわかっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...明日はいよいよ塩尻峠にかかるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...峠のやうな峠である...
長塚節 「鉛筆日抄」
...旧正月が峠でようやく間遠に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...J――峠から海の方へ展がる山坡に沿うて...
南部修太郎 「疑惑」
...峠を下って三島へはいる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...大廻りに向うの峠を越して二日もかかるんですから」事情に通じたのが...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...旅の荷に柏峠の塵積り心に古き夢の重なる柏峠は伊東から大仁へ越える峠で作者が...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...板谷峠の奥に、大きい谿川が流れて居る...
宮本百合子 「木蔭の椽」
...乗り合ひ馬車の通る峠B迄は勿論徒歩...
三好十郎 「おスミの持参金」
...峠路の取掛りにこの地名の起った事由は...
柳田國男 「地名の研究」
...十国峠の背を何処(いずこ)ともなく去った相良金吾は...
吉川英治 「江戸三国志」
...目的の船坂峠は、騎馬ならあと半日の彼方にあった...
吉川英治 「私本太平記」
...星越峠(ほしごえとうげ)を踏んでいた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ぞく/\と寒さの募る夕闇に漸く峠の麓村栃本といふへ降り着いた...
若山牧水 「木枯紀行」
...私は暫く峠の眞中に立ちはだかつたまゝ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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