...あれがなくなつたら、山ばかりでなく、向うに光つてゐる大竹藪(おほたけやぶ)もよく見えるやうになるだらう...
芥川龍之介 「京都日記」
...世間の思っているように岩山ばかりだった訣(わけ)ではない...
芥川龍之介 「桃太郎」
...山岳州という山ばかりのプロヴィンスを...
石川欣一 「可愛い山」
...残るは岩山ばかりであった...
海野十三 「火星兵団」
...現実に山ばかりの世界がそこにあった...
江戸川乱歩 「影男」
...いたさこらへて東(ひがし)をみれどどれが江戸やら山ばかり...
竹久夢二 「どんたく」
...米国地理学会で出版されたペルーの空中写真帳を見るとあの広い国が至るところただ赤裸の岩山ばかりでできているのに驚く...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...山ばかりのこの寂しい町で...
徳田秋声 「あらくれ」
...山ばとの鳴く夜、ランプの下で、一冊の医書を中に向かい合って静かに勉強していた若い父母だった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...こうして見れば本当に甲州は山ばかりでございますな」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...山ばとがのどをゴロゴロさせ...
中村清太郎 「山岳浄土」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...岩山ばかりで、土気(つちけ)というものは更々(さらさら)ない...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...あなたの感傷の夢だらうとばかり思つてゐたんだが……」僕はこの頃机に頬杖を突いて山ばかりを眺めてゐるよ――そんな風な可成り長い手紙を私は若い友達の鶴巻と銀原へ書いたのであつたが...
牧野信一 「武者窓日記」
...まあ山ばかり歩いている学者でね...
三好十郎 「樹氷」
......
三好十郎 「捨吉」
...胴服に山ばかまの姿を机によせ...
吉川英治 「私本太平記」
...作州街道はその山ばかりを縫って入る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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