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饗庭篁村 「木曾道中記」
...山々を埋(うず)める森の緑は...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...山々からこだまが返ってきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...山々の男振り見よ甲斐(かい)の秋九月二十四日 蓼科高原よりの帰路...
高浜虚子 「五百五十句」
...南畫に描(か)かまほしき秋の山々の黄葉を拂ふ風に旅衣を吹かれつゝ...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...山々の中腹以下は黄色に代赭(たいしゃ)をくま取った雲霧に隠れて見えない...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...蒼々(そうそう)と暮れ行く空に山々の影も没して了うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...遠くの山々が、ひっそりと、薄っペらで、紙細工のようだ...
豊島与志雄 「霧の中」
...槍は槍のように、穂高は穂高のように、乗鞍は乗鞍のように、駒ヶ岳は駒ヶ岳のように、焼ヶ岳は焼ヶ岳のように、赤石の連脈は赤石の連脈のように、八ヶ岳の一族は八ヶ岳の一族のように、富士は問題の外であるが、越中の立山は立山のように、加賀の白山は加賀の白山のように――展望において、やや縦覧を惜しまれている東南部、針木、夜立、鹿島槍、大黒の山々、峠でさえも、東北の方、戸隠、妙高、黒姫等の諸山までも、おのおのその個性を備えて、呼べば答えんばかりにではない、呼ばないのに、千山轡(くつわ)を並べ、万峰肩を連ねて、盛んなる堂々めぐりをはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...また砲弾の音が山々に鳴りわたり...
中村地平 「霧の蕃社」
...故郷(ふるさと)の雪の山々にも霞(かすみ)たなびきそめ...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...雲烟の彼方に祖谷(いや)の神祕な山々がつらなつてゐた...
林芙美子 「旅人」
...すぐ真下に木々の枝を丁度いい額縁にして湖水の一部が見えそれを四方から囲んでいる山々を私ははじめて見た...
堀辰雄 「晩夏」
...重畳(ちょうじょう)した波濤のような山々に就いて説明をした...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...ついで山々亭有人の条野さん...
山本笑月 「明治世相百話」
...日盛りの蝉の声々が大海原の暴風を思わせる村の四方の山々を通抜ける幾筋もの小径を基線にして...
夢野久作 「巡査辞職」
...その背後に迫つてゐる木立の深い山々の上を遠く隔てゝ...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...京都を取り巻く山々の静止する時期である...
和辻哲郎 「京の四季」
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