...さうして内容と實力とは尨大なる自意識の薄暗い下蔭に日の目を見ぬ草のやうに影の薄い朝夕を送つて行く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼は尨然(ぼうぜん)たる国家的若しくは世界的大事業なるものを完成する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
......
石川啄木 「赤痢」
...全体ひとかたまりの尨大な印象を作りあげ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...エゴール・サヴィチは醜悪なほど、獣めいているほど、尨毛である...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...一寸法師が尨大(ぼうだい)なメガフォーンをさしあげてどなっているような感じがある...
寺田寅彦 「蓄音機」
...大きな尨犬(むくいぬ)の「熊」は...
徳永直 「戦争雑記」
...ここから南へ忠別岳に連なる尨大な尾根が高根ヶ原で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...一(ひと)たび双眼鏡をかけると大きな尨大(ぼうだい)なものが奇麗(きれい)に縮まって眸裡(ぼうり)に印するようなものであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...尨犬(むくいぬ)の皮で拵(こしら)えたといわれる例の靴を穿(は)いたまま...
夏目漱石 「明暗」
...尨大(ばうだい)で威嚇的(ゐかくてき)な人間社会の切断面を覗(のぞ)いた気がした...
林芙美子 「浮雲」
......
牧野富太郎 「植物記」
...『久しい以前から行われる尨大な開拓』に論及しているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...」尨犬...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ロシア文学の尨大さは自国のこの草と競争しているようなものだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...青州徐州の境から官渡(かんと)の難所にいたるまでの尨大(ぼうだい)な陣地戦は...
吉川英治 「三国志」
...お供餅の様に尨大で...
蘭郁二郎 「足の裏」
...その肌は尨大に拡大されて...
蘭郁二郎 「魔像」
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