...古き思想を新しき獨創として誇説する無學者の姿程醜くも慘ましくも滑稽なるものは尠い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...Basic の組織をよく理解してゐる人が比較的尠いやうに思はれる...
高田力 「ベーシック英語」
...何か聞こえが明るいから両方同じくらいの程度に雷の尠いところなら...
橘外男 「雷嫌いの話」
...人数こそ尠いが、この行為は戦争だよ...
林不忘 「安重根」
...作に当気(あたりげ)のないものは尠い...
田山録弥 「解脱非解脱」
...衒気(てらひげ)のないものは尠い...
田山録弥 「解脱非解脱」
...内容を豊富にしようと心がける人は非常に尠い...
田山録弥 「解脱非解脱」
...そこまで行つた人は甚だ尠い...
田山録弥 「心理の縦断と横断」
...水野越前と阿部伊勢のこの言葉尠い問答のうちに...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ロシヤ側からの贈物は、勿論長崎奉行の承認を經てから受取つたものであるが、それがどういふ名義であつたとしても、そこには記録にものこらない昌造らの意志や努力があつたのではなからうか?ゴンチヤロフが注意を惹かれながら、しかも簡單には觸れなかつた昌造の特徴や性格について、私はどつか内輪な、表情の尠い、しかも、底をついてゐるやうな一克さをひそめてゐる、當時の科學者的な、一日本青年を想像するのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...キスの尠い交友の一人である...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...船の大きな割りにボウト積載数の尠いことなど誰も気に留めなかった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...貧乏であったが健康で怒ることの尠い妻だった母を見て来たのだと思うと...
宮本百合子 「海浜一日」
...買い集めようとする人の尠い...
宮本百合子 「くちなし」
...心に躍り込んで来る美が尠い...
宮本百合子 「高台寺」
...トラックがどっさり徴発されてこちらにのこっているのは尠いので仕事は沢山あるそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一常は無駄口の尠い唐沢周得氏が...
矢田津世子 「女心拾遺」
...諸氏に囑する問題は尠いし...
吉川英治 「折々の記」
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