...少しく夫(それ)に通暁する者は...
石川啄木 「渋民村より」
...第三編は脂(あぶら)が抜けて少しくタルミがあるが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...今度も矢張首をグラグラさせながら歩いて前とは少しく方向を換えて山を見かけて進んだ...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...これまでたびたび述べられたものを少しく付加えたに過ぎぬ訳であります...
大隈重信 「外交の方針」
...あるいは少しくそれに優る」ということが「完全」の標準であって...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...また少しく高級なところで見ましても...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...また非常に神経過敏にあるいは少しく病的と思われるほど気むずかしいところがある...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...405かくして彼は胸壁を前に少しくあとしざる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...両の眉が少しく寄りあうのでした...
豊島与志雄 「乾杯」
...普通の小説を少しく書き...
豊島与志雄 「小説集「聖女人像」後記」
...「や!」神尾は悸(ぎょっ)として少しく身を退(しりぞ)かせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時に例の南条力が少しく膝を進ませて...
中里介山 「大菩薩峠」
...鎌倉の始に既に殆ど撤廢されて尚ほ少しく殘つて居つた日本と奧州との障壁も...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...柏の葉青くひろがり朴の花甘き匂ひす鳥にならまし春になつて少しく山路に這入れば...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...四季の感情は少しく天然に目を注ぐ人のほぼ同様に感じをる所なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...少しく文字も読め斉家(せいか)の道に勉力してもらいたい...
三宅花圃 「藪の鶯」
...少しく失望を感じた...
柳宗悦 「陸中雑記」
...日本の多くの農村は今少しく昔ながらの生産協同を続けなければならなかったであろうが...
柳田国男 「木綿以前の事」
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