「少し」の意味
量や程度がわずかである様子
小説での「少し」の使い方
...首領らしい寛大さなどは少しも見る事は出来なかつた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...」そうしてあの人を待合室から押し出して、私は、少し落ちつき、またベンチに腰をおろし酸っぱいように眼をつぶりました...
太宰治 「皮膚と心」
...ほんの少しばかりの色素がその真っ白な肌の中に潜んでいるのを見逃さなかった...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...少しでも女に好かれようとするようなことは自分はしないのだといわぬばかりにいった...
近松秋江 「うつり香」
...実は少しも哲学自身の必要を感じているものではないと同じに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...するともう少しも飛び降りたい気がしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だが彼らはそのために少しも心を乱されはしない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まあ少し、ここでお休み」みどりは障子をあけて親切に与八を労(いた)わり、「お茶を一つおあがり」茶と菓子とを縁側のところへ持って出ます...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つのお約束を致しておきてえんだよ」おきてえんだよ……が少し納まらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう少し進んでごらんなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...その晩の亥刻(よつ)(十時)少し前でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...フイゴの後ろは少しばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼はまだ見ておきたい場所や訪ねたい家が、少し残っていた...
原民喜 「永遠のみどり」
...少しく酔いがまわってくると...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...少しお話があります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...(少し、むせる留吉)……あんた、どうしたの?留吉 (寝たまま稍々元気になり)……腹も……空いてるが、……病気だ...
三好十郎 「地熱」
...小野寺町長の話とは少し違う...
武者金吉 「地震なまず」
...少したって尼君は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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