...爾来(じらい)予の明子に対する愛は益(ますます)烈しきを加へ、念々(ねんねん)に彼女を想ひて、殆(ほとんど)学を廃するに至りしも、予の小心なる、遂に一語の予が衷心を吐露す可きものを出さず...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...吾人の自負は未だ舞台の広大なるに眩目(げんもく)する程に小心ならざる也...
石川啄木 「閑天地」
...隱居の勘解由(かげゆ)はもう六十の阪を越して體も弱つてゐるが、小心な、一時間も空(むだ)には過されぬと言つた性(たち)なので、小作に任せぬ家の周圍の菜園から桑畑林檎畑の手入、皆自分が手づから指揮して、朝から晩まで戸外に居るが、その後妻のお兼とお柳との仲が兎角面白くないので、同じ家に居ながらも、信之親子と祖父母や其子等(信之には兄弟なのだが)とは、宛然(さながら)他人の樣に疎々(うと/\)しい...
石川啄木 「鳥影」
...その癖小心な商人を叱つてやつた事...
種田山頭火 「行乞記」
...……二月十五日少し歩いて雨、布津、宝徳屋(三〇・中)気が滅入つてしまうので、ぐん/\飲んだ、酔つぱらつて前後不覚、カルモチンよりアルコール、天国よりも地獄の方が気楽だ!同宿は要領を得ない若者、しかし好人物だつた、適切にいへば、小心な無頼漢か...
種田山頭火 「行乞記」
...彼何(な)んぞかくの如く小心なる...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...元々が小心な彼は...
戸坂潤 「社会時評」
...小心な私はより厳重に自分を自分の中に密閉してしまったからであろう...
外村繁 「澪標」
...小心な不安な執拗(しつよう)な意見がくり返された...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そういう時小心な彼は心の秘密を誰かに覗き見でもされはしないか...
中村地平 「霧の蕃社」
...小僧あがりの小心な婿...
山本周五郎 「さぶ」
...けれど小心な彼は半面でまた...
吉川英治 「三国志」
...小心なる丞相かな...
吉川英治 「三国志」
...まさか?」小心な自己...
吉川英治 「私本太平記」
...念入りで小心な判官ノ清高は...
吉川英治 「私本太平記」
...小心な呂宋兵衛(るそんべえ)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小心な彼はその姿にまで...
吉川英治 「新書太閤記」
...小心な人の心を迎えるには...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
- 女優の仲里依紗さん: 渋谷ファッションウィークで自社ブランドを披露し、誕生日を祝った。🎂
- ボクサーの亀田和毅さん: 世界タイトル戦が当日朝に中止され、怒りを露わにした 😠
- 野球選手の大谷翔平さん: ドジャースの選手で、自身のユニホームがオークションで史上最高額で落札された。 ⚾️
