...当時の大小名の中で...
芥川龍之介 「煙管」
...何にいたせ太閤殿下の御威勢を以て大名小名に功を競わせ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...祖父母ノ墓ハ深川ノ小名木(おなぎ)川近クノ或ル法華寺ニアッタノダガ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...深川(ふかがわ)の小名木川辺(おなぎがわへん)の川筋には荷足船(にたりぶね)で人を渡す小さな渡場が幾個所もある...
永井荷風 「日和下駄」
...深川(ふかがは)小名木川(をなぎがは)より猿江裏(さるえうら)の如くあたりは全く工場地に変形し江戸名所の名残(なごり)も容易(たやす)くは尋ねられぬ程になつた処を選ぶ...
永井荷風 「水 附渡船」
...運河の眺望は深川(ふかがは)の小名木川辺(をなぎがはへん)に限らず...
永井荷風 「水 附渡船」
...そこは小名路(こなじ)の宿でもなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...小名浜(おなはま)の網旦那んとこんござらっしゃるのかね――みんな...
中里介山 「大菩薩峠」
...小名浜の網主の家でよく確めて来たから...
中里介山 「大菩薩峠」
...田舍の風流氣ある大小名の招きに應じて...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...前もって近国の大小名らに...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...上は大小名、各地に割拠して戦乱をおこし、下(しも)万民、家も畠も顧みるいとまがなく、流賊の態(てい)になりさがって諸所を放浪し、ただもう人のものを掠め盗って当座の渇命(かつめい)を医そうとするばかり...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...将軍、大名、小名、旗本、陪臣、富豪、巾着切(きんちゃくき)りから、女白浪――長崎で役を勤めるようになってからは、紅毛碧眼(こうもうへきがん)の和蘭(オランダ)、葡萄牙(ポルトガル)人、顔色の青白い背の高い唐人から、呂宋(ルソン)人まで善悪正邪にかかわらず、凡(およ)そありと凡(あら)ゆる、人間という人間に接して来ていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...滅多(めった)に用いぬ村の小名などは...
柳田國男 「地名の研究」
...大小名主の時代には...
柳田國男 「地名の研究」
...いふまでもなく舊大小名の華族諸氏である...
吉川英治 「折々の記」
...隣国の大小名、御近族の御衆(おんしゆう)、そのほか参賀の輩(ともがら)、百々之橋(とどのばし)よりおのぼり成され候に、夥しき群集にて、築垣(ついぢ)を踏みくづし、石と人と一つになつてくづれ落ち、死人も有、怪我人(けがにん)は数知れず、刀持、槍持の若党共は、槍刀を失ひ、迷惑したるもの多し……「信長公記」正月早々、年始の客は、こんなふうに安土城へ押しかけたものとみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
...朝には、大名小名に対し、親愛を尽し、夕べには寵臣近習に向つて、政道の損益を評し、天下泰平の工夫、更に懈怠(けたい)もなかりけり...
吉川英治 「新書太閤記」
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