...諸君は決して其の尊い資格を疎(おろそ)かにしてはならぬ...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...皇軍の尊い血の匂いのまだ残っている新戦場としての光華門では...
上村松園 「中支遊記」
...尊いマニュスクリプトを焚いて風呂まで沸かしたというに到っては匹夫の手に果てたる英雄の最期を聞く如き感がある...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...この瞬間ほど尊い兄の前に手を突いて...
橘外男 「仁王門」
...信仰は寒さにもめげないのが尊い...
種田山頭火 「行乞記」
...そして何と尊い塩だ...
種田山頭火 「其中日記」
...初めて診察に来た老院長の態度は尊いほど物馴れたものであった...
徳田秋声 「黴」
...自らおのれを恐れる尊い半裸体...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...玉屋神父様以下多くの尊い犠牲の賜物でございまして...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...お前のふところの中にこそはかぎりなくも秘められている尊い宝*!40日のめぐりは博士の思いどおりにならない...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...自分獨りで自國ばかりが尊い...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...「尊い先生様」では気取ったようで厭でございます...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...尊いことをなさったと知ったとき……」「誰が言ったのですか」「姉です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...得がたい尊い「詩」の世界であるとおもふ...
正岡容 「大正東京錦絵」
...そんならどういうわけでその尊い...
柳田国男 「こども風土記」
...始めから尊い石として信心をしているうちに...
柳田國男 「日本の伝説」
...誠に徳虫魚に及ぶは尊い所業に相異(そうい)ないが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...今や何か尊いものがこの世に生れかけているような感銘を彼女もうけた...
吉川英治 「三国志」
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