「寡」の意味
少ないことを意味する
小説での「寡」の使い方
...おまえの身を霧の中につつみなさい! 寡婦のベールをもって...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...厳格寡黙な研究家に返って...
豊島与志雄 「人の国」
...寡聞の及ぶかぎり成るべく当時の人の文を引用し...
永井荷風 「上野」
...その方面の知識に疎(うと)い寡聞(かぶん)なる余の頭にさえ...
夏目漱石 「学者と名誉」
...多寡(たくわ)が白痴脅(こけおど)かしの化物ごつこくらゐ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪人物の工面なら多寡(たくわ)が知れてゐるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうせ多寡(たか)が知れてると思いましてねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...可哀想な寡婦(ごけ)さんが胸も潰れる思いをしながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この酋長の寡婦スリッズと長子キャルタンとは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...第二は今日植物学者は極めて寡(すくな)いから一人でもそれを排斥すれば学界が損をし植物学の進歩を弱める事...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...恋文の代筆などを持込んで来るものも寡くなかつた...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...大人になれば日本服でも衛生上の害は寡(すくな)いけれども発育盛りの小児は是非とも洋服にしなければならん...
村井弦斎 「食道楽」
...寡婦の目の涙のやうに...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...多寡(たか)が女と侮ると大違い...
山本笑月 「明治世相百話」
...費消(つか)っても構わない覚悟はきめていた訳だがそれでも多寡(たか)は知れている...
夢野久作 「爆弾太平記」
...『多寡(たか)の知れた女ひとりに...
吉川英治 「篝火の女」
...そして前と比較にならない寡勢(かせい)をもって...
吉川英治 「黒田如水」
...およそ多寡(たか)をくくってでもいるのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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