...それでもまだ寝もやらずに読書でもしてゐらつしやるか? 一番いやな想像で...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...そこで、大体そんなような気分で、寝もやらず、さめもやらずに浮かされていると、ふすまを隔てた一方の室にあたって、気になるものがありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...美しいお静が寝もやらず待っているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...更(ふ)ける夜を寝もやらず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寝もやらず待っていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本人はまだ寝もやらず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一夜寝もやらず、室内を歩き廻って明かした城主札木合(ジャムカ)が、髪を掻きむしり、腰の大刀を揺すぶって、物凄い顔で往きつ戻りつしている...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...夜通し寝もやらずに泣いて泣いて泣き明かした事でございました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ひとり寝もやらず...
吉川英治 「上杉謙信」
...角燈赤い谷戸(やと)の薬師の縁日の巷(ちまた)から、その晩、彼が帰ったのは、ずいぶん、遅かった――いつも、どんなに遅くなっても、寝もやらずに、彼の帰りを闇の家で待っている彼の母は、たいへん、勘がいいので、それらしい木靴の音が、狭隘(きょうあい)な路地を弾(はず)んで来るとすぐに、「トムかえ? ……」と、闇の中に坐りなおした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...まだ寝もやらずにやにや笑っているのを見て...
吉川英治 「黒田如水」
...嬉しさに寝もやらず...
吉川英治 「剣難女難」
...寝もやらずそんな悔(く)いをくり返していたが...
吉川英治 「剣の四君子」
...ゆうべは夜もすがら寝もやらずに明かしたらしい瞼(まぶた)である...
吉川英治 「三国志」
...ついに寝もやらずいやったか」「御評議のよい落着きを...
吉川英治 「私本太平記」
...妓たちを見て戻る」「なぜでございます」「寝もやらず...
吉川英治 「私本太平記」
...数日も前から、寝もやらずに、奉公の誠実(まこと)を尽して、この朝、大賓(たいひん)の為に清掃して居並んだ主君も、その家臣も、不安の底に沈んだように、色を失ってしまった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...寝もやらずに』一学は雪明りの中の人影へ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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