例文・使い方一覧でみる「寓」の意味


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...大正三年二月十一日谷中の居にて阿部次郎斷片青田三太郎は机の上に頬杖をついて二時間許り外を眺めてゐた...   大正三年二月十一日谷中の寓居にて阿部次郎斷片青田三太郎は机の上に頬杖をついて二時間許り外を眺めてゐたの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...敬意を表しかたがた今後の寄書をも仰ぐべく特に社員を鴎外の仮(かぐう)に伺候せしめた...   敬意を表しかたがた今後の寄書をも仰ぐべく特に社員を鴎外の仮寓に伺候せしめたの読み方
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」

...わたしはそれを眺めやるごとに「雲雀(ひばり)と刈り入れびと」の話や「種蒔く人」の譬話(たとえばなし)...   わたしはそれを眺めやるごとに「雲雀と刈り入れびと」の寓話や「種蒔く人」の譬話の読み方
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」

...私は初対面の心持で氏の居(ぐうきょ)を訪ねた...   私は初対面の心持で氏の寓居を訪ねたの読み方
高浜虚子 「漱石氏と私」

...先日も、ある年少の友人に向って言った事だが、君は君自身に、どこかいいところがあると思っているらしいが、後代にまで名が残っている人たちは、もう君くらいの年齢の頃には万巻の書を読んでいるんだ、その書だって猿飛佐助だの鼠小僧だの、または探偵小説、恋愛小説、そんなもんじゃない、その時代に於いていかなる学者も未だ読んでいないような書を万巻読んでいるんだ、その点だけで君はすでに失格だ、それから腕力だって、例外なしにずば抜けて強かった、しかも決してそれを誇示しない、君は剣道二段だそうで、酒を飲むたびに僕に腕角力(うでずもう)をいどむ癖があるけれども、あれは実にみっともない、あんな偉人なんて、あるものじゃない、名人達人というものは、たいてい非力の相をしているものだ、そうしてどこやら落ちついている、この点に於いても君は完全に失格だ、それから君は中学時代に不自然な行為をした事があるだろう、すでに失格、偉いやつはその生涯に於いて一度もそんな行為はしない、男子として、死以上の恥辱なのだ、それからまた、偉いやつは、やたらに淋しがったり泣いたりなんかしない、過剰な感傷がないのだ、平気で孤独に堪えている、君のようにお父さんからちょっと叱られたくらいでその孤独の苦しさを語り合いたいなんて、友人を訪問するような事はしない、女だって君よりは孤独に堪える力を持っている、女、三界に家なし、というじゃないか、自分がその家に生れても、いつかはお嫁に行かなければならぬのだから、父母の家も謂(い)わば居(ぐうきょ)だ、お嫁に行ったって、家風に合わなければ離縁される事もあるのだし、離縁されたらこいつは悲惨だ、どこにも行くところがない、離縁されなくたって、夫が死んだら、どうなるか、子供があったら、まあその子供の家にお世話になるという事になるんだろうが、これだって自分の家ではない、居だ、そのように三界に家なしと言われる程の女が、別にその孤独を嘆ずるわけでもなし、あくせくと針仕事やお洗濯をして、夜になると、その他人の家で、すやすやと安眠しているじゃないか、たいした度胸だ、君は女にも劣るね、人類の最下等のものだ、君だって僕だって全く同等だが、とにかく自分が、偉いやつというものと、どれほど違うかという事を、いまのこの時代に、はっきり知って置かないといけないのではなかろうかと、なぜだか、そんな気がするのだがね、などとその自称天才詩人に笑いながら忠告を試みた事もある...   先日も、ある年少の友人に向って言った事だが、君は君自身に、どこかいいところがあると思っているらしいが、後代にまで名が残っている人たちは、もう君くらいの年齢の頃には万巻の書を読んでいるんだ、その書だって猿飛佐助だの鼠小僧だの、または探偵小説、恋愛小説、そんなもんじゃない、その時代に於いていかなる学者も未だ読んでいないような書を万巻読んでいるんだ、その点だけで君はすでに失格だ、それから腕力だって、例外なしにずば抜けて強かった、しかも決してそれを誇示しない、君は剣道二段だそうで、酒を飲むたびに僕に腕角力をいどむ癖があるけれども、あれは実にみっともない、あんな偉人なんて、あるものじゃない、名人達人というものは、たいてい非力の相をしているものだ、そうしてどこやら落ちついている、この点に於いても君は完全に失格だ、それから君は中学時代に不自然な行為をした事があるだろう、すでに失格、偉いやつはその生涯に於いて一度もそんな行為はしない、男子として、死以上の恥辱なのだ、それからまた、偉いやつは、やたらに淋しがったり泣いたりなんかしない、過剰な感傷がないのだ、平気で孤独に堪えている、君のようにお父さんからちょっと叱られたくらいでその孤独の苦しさを語り合いたいなんて、友人を訪問するような事はしない、女だって君よりは孤独に堪える力を持っている、女、三界に家なし、というじゃないか、自分がその家に生れても、いつかはお嫁に行かなければならぬのだから、父母の家も謂わば寓居だ、お嫁に行ったって、家風に合わなければ離縁される事もあるのだし、離縁されたらこいつは悲惨だ、どこにも行くところがない、離縁されなくたって、夫が死んだら、どうなるか、子供があったら、まあその子供の家にお世話になるという事になるんだろうが、これだって自分の家ではない、寓居だ、そのように三界に家なしと言われる程の女が、別にその孤独を嘆ずるわけでもなし、あくせくと針仕事やお洗濯をして、夜になると、その他人の家で、すやすやと安眠しているじゃないか、たいした度胸だ、君は女にも劣るね、人類の最下等のものだ、君だって僕だって全く同等だが、とにかく自分が、偉いやつというものと、どれほど違うかという事を、いまのこの時代に、はっきり知って置かないといけないのではなかろうかと、なぜだか、そんな気がするのだがね、などとその自称天才詩人に笑いながら忠告を試みた事もあるの読み方
太宰治 「鉄面皮」

...あれでも、私に取つては、言ではない...   あれでも、私に取つては、寓言ではないの読み方
田山録弥 「或新年の小説評」

...近きも数百年前その先祖が出立したるもしくは流したるの故郷に向かって各人種が旅行を始め...   近きも数百年前その先祖が出立したるもしくは流寓したるの故郷に向かって各人種が旅行を始めの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...三様の話がそれを象徴する...   三様の寓話がそれを象徴するの読み方
豊島与志雄 「文学以前」

...老女の家に寄して...   老女の家に寄寓しての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...岡本倶伎羅氏を神戸の居に叩かんと約す...   岡本倶伎羅氏を神戸の寓居に叩かんと約すの読み方
長塚節 「長塚節歌集 中」

...彼らの数学、話や話、哲学的および宗教的な思考、の場合と同じように彼らの医学は商業の経路に沿って東に西に道を見つけた...   彼らの数学、寓話や話、哲学的および宗教的な思考、の場合と同じように彼らの医学は商業の経路に沿って東に西に道を見つけたの読み方
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」

...象徴を以て一種の「比喩(ひゆ)」「暗示」「意(ぐうい)」の類と解している...   象徴を以て一種の「比喩」「暗示」「寓意」の類と解しているの読み方
萩原朔太郎 「詩の原理」

...パリの友達の居をノツクしてゐた...   パリの友達の寓居をノツクしてゐたの読み方
長谷川時雨 「あるとき」

...長兄の仮があつた...   長兄の仮寓があつたの読み方
原民喜 「小さな村」

...この日は他の何処へも行くことが許されなかつたので居で飯を済ませ...   この日は他の何処へも行くことが許されなかつたので寓居で飯を済ませの読み方
牧野信一 「途上日記」

...元義かつてその地某家に寄せし縁故を以て元義の歌の散逸せる者を集めて一巻となしその真筆(しんぴつ)十数枚とかの羽生某の文をも併(あわ)せて余に示す...   元義かつてその地某家に寄寓せし縁故を以て元義の歌の散逸せる者を集めて一巻となしその真筆十数枚とかの羽生某の文をも併せて余に示すの読み方
正岡子規 「墨汁一滴」

...帰納的に推論したいという精神をした...   帰納的に推論したいという精神を寓したの読み方
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」

...長らく江湖(こうこ)を流(りゅうぐう)のすえ...   長らく江湖を流寓のすえの読み方
吉川英治 「三国志」

「寓」の読みかた

「寓」の書き方・書き順

いろんなフォントで「寓」

「寓」の電子印鑑作成

「寓」の英語の意味

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