...先祖の寃(ゑん)を雪(すす)ぐ為に...
芥川龍之介 「動物園」
...男の寃罪(ゑんざい)を晴すことが出来るかも知れない...
芥川龍之介 「世の中と女」
...母のいわゆる寃罪(えんざい)は堂々と新聞紙上で雪(すす)がれたが...
有島武郎 「或る女」
...君の寃罪(えんざい)ははれる訳だ」併し...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...四年ぶりにようやく寃罪がはれて釈放されたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...南洲の寃を雪がむとの心もこもるべく...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...五百年歓喜の寃家(えんか)に逢い...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...出でゝ人の寃苦を救ひ...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...新鬼は煩寃(はんえん)し旧鬼は哭す...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...蓋し寃枉の最も甚しきものならむ...
原勝郎 「貢院の春」
...然し考えてみると自分の寃(むじつ)を言い説く道はたった一つある...
久生十蘭 「魔都」
...意外にも奇怪千万(せんばん)なる寃罪(えんざい)の因となりて...
福田英子 「妾の半生涯」
...寃(えん)もまた甚(はなはだ)しいと思ったのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...これぞ余が寃罪を身に負ひて...
森鴎外 「舞姫」
...狸の化けた憑いたは皆大いなる寃罪で...
柳田国男 「人狸同盟將に成らんとす」
...歌集は君が奇禍に遭つて獄に入り、寃晴れて後、欧洲に遊ばれた間の感懐を詠ぜられたものである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...――またそれは林冲が奉行白洲(しらす)で訴えた寃罪(むじつ)のさけびとも合致していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...たとえ寃罪(むじつ)の証拠証人をならべ得ても...
吉川英治 「新・水滸伝」
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