「寃」の意味
無実の罪
小説での「寃」の使い方
...寃罪(えんざい)に伏した事になるのだから...
芥川龍之介 「創作」
...男の寃罪(ゑんざい)を晴すことが出来るかも知れない...
芥川龍之介 「世の中と女」
...実に寃罪も甚だしいことでございます」かくて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...五百年歓喜の寃家(えんか)に逢(あ)い...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...ヴォルテールはカラス(訳者注 十八世紀フランスの商人で寃罪を受けて残酷な死刑に処せられた人...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...カラスやラバールやシルヴァン(訳者注 皆寃罪のために極刑に処せられし人)などを弁護するヴォルテールも壮語家となる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蓋し寃枉の最も甚しきものならむ...
原勝郎 「貢院の春」
...然し考えてみると自分の寃(むじつ)を言い説く道はたった一つある...
久生十蘭 「魔都」
...あるいはその寃(えん)を訴うるによしなきを知るべからずといえども...
福沢諭吉 「教育の目的」
...婦人のために寃枉(えんおう)を訴えけるに...
福田英子 「妾の半生涯」
...とにかくこれらを標準として翁の伎倆を評する人があるならば大なる寃罪(えんざい)を翁に加へるものである...
正岡子規 「病牀六尺」
...これぞ余が寃罪を身に負ひて...
森鴎外 「舞姫」
...狸の化けた憑いたは皆大いなる寃罪で...
柳田国男 「人狸同盟將に成らんとす」
...また自分の寃罪(えんざい)をはらしたいということで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...歌集は君が奇禍に遭つて獄に入り、寃晴れて後、欧洲に遊ばれた間の感懐を詠ぜられたものである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...(笑聲)どういふ譯で井上秀子女史だけ贔負をするのか――井上さんが非常に美人ででもあつたら寃罪を受けるところなんです...
吉川英治 「折々の記」
...――またそれは林冲が奉行白洲(しらす)で訴えた寃罪(むじつ)のさけびとも合致していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大兄が祖先の寃(えん)を明らかになさろうとする点は充分にわかるが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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