「寂光」の意味
仏教で悟りの境地を表す静かな光
「寂光」の例文(場面別)
- 仏教彼は長年の修行を経て、ついに寂光の境地に達した。
- 文学その詩には、寂光のような静けさが漂っていた。
- 日常会話彼の言葉には寂光のような深みがあった。
小説での「寂光」の使い方
...やがて赴くべき寂光土を...
芥川龍之介 「枯野抄」
...常寂光(じょうじゃっこう)の中に住(じゅう)そうには伊勢物語をそのままの恋をするよりほかはあるまい...
芥川龍之介 「邪宗門」
...此土即寂光土か厭離穢土欣求淨土か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...西方に金色の寂光が降りそそぐ弥陀の浄土があると考えている...
石原莞爾 「最終戦争論」
...「寂光院はまだ遠いですか」と三藏は茶店の婆さんを顧みる...
高濱虚子 「俳諧師」
...寂光院は尼寺の筈だ...
高濱虚子 「俳諧師」
...人の世を橋にて隔て門を鎖ぢて隔てた此深雪の中の寂光院には人の世の暖か味は先の鐡瓶の湯の外には何物も無い...
高濱虚子 「俳諧師」
...蕨は十二三年前までは寂光へ行く路...
田山花袋 「日光」
...寂光院に限ったことではございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...余が寂光院(じゃっこういん)の門を潜(くぐ)って得た情緒(じょうしょ)は...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...マクベスの門番が解けたら寂光院(じゃっこういん)の美人も解けるはずだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...これに小説的分子を五分(ぶ)ばかり加味すれば寂光院事件は全く起らんとも云えぬ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...それから寂光院の不思議な現象に逢ってその現象が学問上から考えて相当の説明がつくと云う道行きが読者の心に合点(がてん)出来ればこの一篇の主意は済んだのである...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
......
萩原朔太郎 「短歌」
...西海の青にも似たる山分けて閼伽の花摘む日となりしかなこれは寂光院に入られた建禮門院の上である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...三千院から寂光院あたりには...
吉川英治 「折々の記」
...寂光浄土(じゃっこうじょうど)の極楽(ごくらく)へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その寂光万華(まんげ)の燦(かが)やきの裡に...
吉川英治 「親鸞」
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