...ところが老人達は二三竿の疎らな枝葉の上に宿る一片の涼味のほかに趣味を見出すまいとする...
會津八一 「趣味の修養」
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...露の白玉が兩方の眼に宿る...
高濱虚子 「俳諧師」
...やがてつゞきてアキリュウス宿る屋高き陣に入る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...碧色――三尺の春の野川(のがわ)の面(おも)に宿るあるか無きかの浅碧(あさみどり)から...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...宿るべきところに事を欠かないだけが...
中里介山 「大菩薩峠」
...魂がいまの肉体に宿る前は...
久生十蘭 「雲の小径」
...余戸村に宿る...
正岡子規 「かけはしの記」
...昔熊野詣りの比丘尼(びくに)一人ここへ来て宿る...
南方熊楠 「十二支考」
...後(のち)晋州に至り高秀才の家に宿る...
南方熊楠 「十二支考」
...馬万宝の隣家に宿る...
南方熊楠 「十二支考」
...人間の生命は息と眼の中に宿るものだと考えた...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...次の世においてより幸福な・より立派な・より堅固な・肉体に行って宿る」と特に教えていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なお高い叡智が自然に宿ることを敬虔深く承認せねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...この日宿る南原へ指した...
柳宗悦 「全羅紀行」
...純一なその姿にこそかえって美の本質が宿る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そこには既に病源が宿る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...湯崗子(たうかうし)水にうつれる若蘆(わかあし)をふる里の田の早苗(さなへ)かと見る千山に登りて、大安寺に宿る...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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