...謀主成親の死罪を宥めたりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...富豪は懐中(ふところ)に手を突込んで相手を宥(なだ)める術(じゆつ)を知つてゐるが...
薄田泣菫 「茶話」
...与右衛門に苦痛を見せるためであります」とても宥めたくらいでは累の怨霊(おんりょう)は退(の)かないと云うので...
田中貢太郎 「累物語」
...それでも御宥免がなければ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...自分の方があべこべに宥(なだ)められて見ると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...宥(なだ)め賺(すか)すようにした...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...初めの時はこっちが宥(なだ)めて連れて帰り...
徳田秋声 「新世帯」
...何故(なにゆえ)にその十二名だけ宥(ゆる)されて...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...宥(なだ)めて居るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...然而猶以不宥之云々五月三日の條と同五日の條とは若吾妻鏡が一人の手に成りたる日記なりとせば...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...假令重忠の誅戮をば宥むること能はざりしにもせよ...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...それは君が悪いからだよ」と宥めるような調子でいった...
久生十蘭 「肌色の月」
...母が宥(なだ)めるような工合(ぐあい)である...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...長政はそう宥(なだ)めて...
吉川英治 「新書太閤記」
...宥(なだ)め諭(さと)そうということに相成ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...法皇を申し宥(なだ)めようとする肚(はら)とみえる」そうつぶやいたことだった...
吉川英治 「親鸞」
...三度まで死罪のお宥(ゆる)しをお含みおき下さるなら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...急き立てても宥めすかしても無駄でした...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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