...客観的に日本の女の社会的地位や何かを観察した上讃美したのかどうか...
芥川龍之介 「日本の女」
...スリルの範囲を客観的に定めることはむつかしいのだと思う...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...客観的に、乱暴の張本人は、たしかに私なのである...
太宰治 「服装に就いて」
...ロマンティシズムという観念も亦客観的に定位を与えられなくてはならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...いずれも日本の現下の金融資本の客観的に必然にされた夫々の要求に答え...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...――でここに、ヒューマニズム提唱者の主観的意図(尤もその意図が自分自身にハッキリしているなら問題はもっと簡単だがどうもそうではないらしい)を離れても、なお且つ、客観的に、現代日本に於けるヒューマニズムの制限があるのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...政治的であるべき時事解説が一等政治的でないということは、皮肉でもあり、不自然でもあるが、併し実際からいうと、講師の各々は可なり上手に、云わば客観的に、事実を事実として述べるに止めるというやり方を心得ているのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そうならば之は決して客観的になったり中立的になったりすることではなくて...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...これと同じ位いに現代の日本文学を客観的に展望して見たい」...
戸坂潤 「読書法」
...この全体の気分に応じたものを客観的に拈出(ねんしゅつ)しようとするととうてい駄目であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...類概念が客観的に構成されるものであるに反して...
三木清 「哲学入門」
...客観的に歴史のうえにみたとき...
宮本百合子 「明日の知性」
...まして文学の作品としてそれを客観的に再現することは不可能であった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...十分客観的に自他ともに見得ない(プラスが正しくプラスとされ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは客観的には持説を守るということにはならないのですものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...客観的に文学史的に肯定されるべき方向ではないと信じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主観的にも客観的にもなにごともなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...……すべての犯罪事件を客観的に考察し...
夢野久作 「冗談に殺す」
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