...書棚の位置も定まりランプや炭取はそれ/″\の所に仕舞はれて...
有島武郎 「半日」
...いまだ定まりたる...
上田敏 「月」
...―――世話格子(ごうし)で下手を仕切ったお定まりの舞台装置を見ると...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...これがこういう場合にお定まりであるようにいろいろに誤解され訛伝(かでん)されている...
寺田寅彦 「春六題」
...かくて彼はこれと定まりのない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...顧炎武に至つてその方法が定まり...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...色彩を以て絵画の趣旨となす仏蘭西印象派の理論は宇宙の物象は吾人(ごじん)日常の眼を以て見るが如く物象その物には何ら特殊の定まりたる色彩を有するものに非ず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...これ正(まさ)しく仏国印象派の画論が物体は決して定まりたる色彩を有するものに非ず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...よろよろと足が定まりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一八六七年、すなわち慶応三年以来、天皇権力主義は持続されたけれども、一九四五年(昭和二十年)には、日本の主権は人民の手に移ることが、国際的に定まり、一九四七年には、憲法をもつて、「主権在民」は確立したのである...
蜷川新 「天皇」
...明治時代は二丈八尺がお定まり...
長谷川時雨 「きもの」
...本願寺さまは本願寺さまでなければならぬところを、大谷家(おおたにけ)になり、子爵と定まり、伯爵となったが、それだけでも門徒には大打撃だったのだ...
長谷川時雨 「九条武子」
...此子が不仕合せなりと定まりたらば両親の苦痛は如何ばかりなる可きや...
福沢諭吉 「新女大学」
...しかるに原案が一たび起草委員会で定まり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この二事を混じて中古処女権てふ制法が定まりいたと信ずるに至ったのだとある...
南方熊楠 「十二支考」
...お代どのの身は如何に定まりつらんなどと人の身の上を思い続けて窃(ひそか)に心を痛むる折柄(おりから)...
村井弦斎 「食道楽」
...次第に家元たる声価も定まり...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この三番叟のお礼は村から米二俵がお定まりとある...
山本笑月 「明治世相百話」
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