「宏」の意味
広い、大きい
小説での「宏」の使い方
...故に質を存せんと欲する者は先づ須(すべか)らく理径明透して識量宏遠なるべし...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...宏兒がちょうどいい相手だ...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...カイロの誇りとする約四百のモスクのうち約二十は時代の古さ(九世紀)または規模の宏壮さを以って代表的と見做されるものであるが...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...丸ノ内の中空に宏々(ひろびろ)と展(の)べられて居たのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...其の規模の宏大には驚いたが...
濱田耕作 「埃及雜記」
...其の宏壯な書院造の應接室と...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...寒さうに肩をすぼめてあの宏壮な建物の入口の石段を踏んだとき...
平出修 「畜生道」
...持主の莫大な富を示してゐる宏壯華麗の邸宅を見つけた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...初めは宏子が白いブラウズの上からつった紺サージのスカアトをひろげて...
「海流」
...そして、耳のなかへ、「宏ちゃん、僕が好き? 僕を愛している?」と囁いた...
「海流」
...はっきり宏子をよけるようにしてまた急ぎ足で行ってしまった...
「海流」
...宏子もそれ程三田に傾倒しているというのではなかったけれども...
「海流」
...会えた?」と宏子は当らずさわらずに訊いた...
「海流」
...宏子は思わず母の手の上に自分の手をおいて...
「海流」
...宏子が女学生でそのために一般化され単純化されている面が非常に多いのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...代議士恋塚(こいづか)佐六郎……三保の松原に宏大な別荘を構えている……アレだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...宏遠な天業の大範と祖神人の恩惠は忘れがちになつて...
吉川英治 「折々の記」
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