...旧来の力学は第一にガリレイの原理の上に安坐しています...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...土曜の晩に朗讀會をしたら如何かと思ふんですが」と相島は男らしい安坐の膝を組み直して又快活な事を云つて居る...
有島武郎 「半日」
...大仏が膝を曲げて安坐をしているその膝頭がまるで三角になっている...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...草の上に安坐趺跏(あんざふか)して...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...自分はいつも汽車の中に安坐しながら...
近松秋江 「伊賀國」
...彼はその身は獄中に安坐するも...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...コンドルセーが山岳党(さんがくとう)のために獄に幽せらるるや、獄中に安坐して、死を旦夕(たんせき)に待つに際し、なお人類円満の進歩を想望(そうぼう)して、人生進歩の一書を著(あらわ)せり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...観念中心は悠々と安坐しながら...
戸坂潤 「思想としての文学」
...抜からぬ面で舳先(へさき)に安坐した弁信法師の容態というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに安坐して二人の謀議を聞いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は又十日徒手安坐して之を一年半年若くは一ヶ月後に囘顧してそこに何物がある...
長塚節 「教師」
...傍床(わきどこ)の前に安坐(あんざ)を組んだのは...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...寛々(らくらく)と組んだ安坐の上に...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...)傲然と安坐をかいた...
牧野信一 「凸面鏡」
...従来地方の親戚知人より容態を問はるる事しばしばなれど一々詳細の返事もせざるため種々の誤解を来し、あるいは実際の病状よりは重く見て特に虚子抔(など)に手紙を贈りて安否を問はるる事あり、あるいは実際よりは極めて軽く見て、安坐は勿論、多少の歩行位は出来る者として漫遊を促し来り、俳稿その他の添削(てんさく)を頼み来る事あり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...富と安坐的生活法とによって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...まず安坐してわが論を聞け...
吉川英治 「三国志」
...私は安坐しておられましょう」善信は...
吉川英治 「親鸞」
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