...せめて死ぬ迄(まで)の数日を安らかに送り度(た)いと思います...
江戸川乱歩 「双生児」
...太郎さんの安らかな寝息を聞きながら...
土田耕平 「狐に化された話」
...神靈願はく敵王の都城の破壞(はえ)と安らかの歸國を君に惠めかし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私は安らかな気持ちで...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...死を自覚して安らかに大往生をしたなどという人の話を...
豊島与志雄 「好意」
...まず心安らかに収穫を期待できるというもので...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...そうしてその声なり身ぶりなりが自然と安らかに毫(ごう)も不満を感ぜずに示された型通り旨(うま)く合うように練習の結果としてできるではないか...
夏目漱石 「中味と形式」
...ローマ・カトリックの僧位を獲(え)て始めて生活の安らかさを確保したのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...自分の心の内部か何かのやうに安らかな気持で僕は眺めてゐる...
原民喜 「災厄の日」
...一分間だって安らかだったことはない...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...番小屋に腰を下して立て並べた膝に支えた両手の間に顔を挾んで安らかな形に落付いたお久美さんは眼を細めて...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...何とも云えず安らかないい心持です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...君は安らかに言(もの)をいふ...
室生犀星 「愛の詩集」
...善き人と共に安らかに思ひてぞあるべき...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...末子よあなたに安らかな眠りがあるようにそして健康で清浄であるように...
山本周五郎 「青べか日記」
...――そしてシルストルは、いかにも美しく、安らかになつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...南方は環海の安らかに...
吉川英治 「三国志」
...夜も安らかに寝られん」一度は...
吉川英治 「三国志」
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