...従つて値段も安い...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」「でも、安いよつて、なア――いくらだと思ふ?」「いくらだツて、もう、おれア――」そこへ二十四五の小綺麗なかみさんが茶を持つてあがつて來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...丁度幸い甥があんたと御心安いというので実は大いに頼みにして御足労を願った様な次第で……」これで伯父の話は終りました...
江戸川乱歩 「黒手組」
...私もこれならば気安いと思いました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...帯地の安いことは留吉には用のないことでした...
竹久夢二 「都の眼」
...安い代物(しろもの)じゃあねえ」こう言って金助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕はただ彼女の身の周囲(まわり)から出る落ちついた、気安い、おとなしやかな空気を愛したのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「百八十五円? それは安い...
野村胡堂 「古銭の謎」
...餘つ程安い冥加(みやうが)金で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高利よりは安い利まわりで固い担保を取って人にも貸した...
林芙美子 「晩菊」
...安い気はしないが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ここで、アメリカのウイスキー、コロネーションとか、マウンテンデュウなどという、これが又安いんだ、それをガブガブ飲み、安い洋食を、ふんだんに食ってしまう...
古川緑波 「神戸」
...むかしの気安い快活な態度が消え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...場末の寄席やあまり安いお座敷なんぞでは稼がないことだ...
正岡容 「寄席」
...労働の価格が高いとか土地が安いとかいう話が全く本当であるかどうかについて...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...心安い気がして格別の尊敬を妻に払う必要もないと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...安い品ではないようである...
山本周五郎 「花も刀も」
...私とは極く心安い仲で……ヘヘエ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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