...どうして安々と認められよう...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...もう安々と隧道を辷(すべ)りぬけて...
芥川龍之介 「蜜柑」
...もう安々と隧道(トンネル)を辷(すべ)りぬけて...
芥川龍之介 「蜜柑」
...その事については割合に安々(やすやす)とした心持ちでいる事ができた...
有島武郎 「或る女」
...これは決(けつ)してさう安々(やす/\)と考(かんが)へ出(だ)せるはずのものではないのであるが...
今村明恒 「地震の話」
...家康を相手に安々と百両の金子を借り出してきたといへば...
薄田泣菫 「小壺狩」
...喜平は自分の眼ひとつで安々と捜(さぐ)り出してゐる...
薄田泣菫 「小壺狩」
...安々(やす/\)と娘の暖(あたゝか)さうな掌面と不恰好な自分のをぴたりと合せたと思ふと...
薄田泣菫 「茶話」
...人工映画の世界においてはあらゆる空想が安々と実現される...
寺田寅彦 「映画芸術」
...竜之助とても安々と眠るわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく安々と胖(ゆた)かなのである...
夏目漱石 「野分」
...しかし第三の玉子は同じ手真似と共に安々と取り出された...
夏目漱石 「明暗」
...拙者の手で安々と退治される筈も無いだろう...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...かげに廻(まわ)りては家(うち)の書生(しよせい)がと安々(やす/\)こなされて...
一葉女史 「ゆく雲」
...かかる危険極(きわ)まれる薬品を枕にして能(よ)くも安々と睡(ねむ)り得しことよと...
福田英子 「妾の半生涯」
...鍛えられた土台の上に安々としている或るユーモアの境地があり...
宮本百合子 「歌集『集団行進』に寄せて」
...安々とたやすく快楽が享けられるために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...栄(さか)うる者は自ら安々(あんあん)辱(はずかし)めらるる者は定めて碌々(ろくろく)南陽に隠君(いんくん)有り高眠臥(ふ)して足らずと...
吉川英治 「三国志」
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