「安々」の意味
安らかな様子
「安々」の例文(場面別)
- 日常会話彼女はいつも安々とした態度で、周りの人々を安心させます。
- 文学山の頂上に立つと、安々とした静けさが心に染み渡った。
- ビジネス会議中、彼は安々とした口調でプレゼンテーションを行い、聴衆を引きつけました。
小説での「安々」の使い方
...安々(やすやす)塀を乗り越えると...
芥川龍之介 「影」
...前よりも猶(なお)安々(やすやす)と...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...もう安々と隧道を辷(すべ)りぬけて...
芥川龍之介 「蜜柑」
...もう安々と隧道(トンネル)を辷(すべ)りぬけて...
芥川龍之介 「蜜柑」
...その事については割合に安々(やすやす)とした心持ちでいる事ができた...
有島武郎 「或る女」
...一人で安々とこれを持って走ることが出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...外からその手紙を拾えと電話をかけてくることがそう安々と出来ることだろうか...
海野十三 「蠅男」
...そしてまもなく安々と四匹の子猫を分娩(ぶんべん)した...
寺田寅彦 「子猫」
...併し科学がそういう具合に安々と教育化されるかどうかは...
戸坂潤 「社会時評」
...不幸にして世間はそう安々と同じ調子で「諒解」はしないだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...安々と踵(かかと)を着ける心持がやっと有ったなと思ううち...
夏目漱石 「虞美人草」
...とにかく安々と夜明まで寝て...
夏目漱石 「坑夫」
...安々と死んでゆけないぞと云つてゐるやうにも考へられて...
林芙美子 「旅人」
...安々と息しているのだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...そう安々とは心づく法則ではないのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...安々とした目をしているのが...
柳田国男 「雪国の春」
...しかしそういう特別に飛び離れて偉大な人格が今日もなお世界に存在する如くに見え、大多数の人類がそういう偉大なと見える人格に由って音頭を取ってもらわねばならないという事実が、私の考察では、まだ世界の文化が非常に偏頗(へんぱ)な状態にある証拠であり、従って大多数の人類がウィルソンの提議に現れたような正大な思想を、何の凝滞(ぎょうたい)も曲解も反抗もなしに、空気を吸い水を飲むように、安々と肯定し、受容し、味解することの出来る程度に達していないものであることを思わせます...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...栄(さか)うる者は自ら安々(あんあん)辱(はずかし)めらるる者は定めて碌々(ろくろく)南陽に隠君(いんくん)有り高眠臥(ふ)して足らずと...
吉川英治 「三国志」
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