「存候」の意味
心配や不安を抱いていること
小説での「存候」の使い方
...なつかしき杜陵の母校の旧恩に酬(むく)ゆる一端かとも被存候(ぞんぜられさふらふ)...
石川啄木 「渋民村より」
...若し出来るならば七月分に間に合せ度と存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...可相成全速力にて取片附一日も早く御手元へ差出し度と存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...十月なれば『東朝』へ承諾を求むる必要も無之かるべくと存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...されど用心きびしきことなれば中々忍び寄るだに覚束なく存候ところ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...いかほど希望いたしおるやを申し上げたくと存候...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...遺憾(いかん)千万に存候(ぞんじそろ)...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...又其後これは七八年前かと存候が東京芝...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この歌の品下りたる事はやや心ある人は承知致しをる事と存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...傍人より見なば定めて狂人の言とさげすまるる事と存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...なほ御気のつかれざる事もやと存候まま一応申上候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...如何(いかが)の訳にや)雲かかるわたのみなかにあら汐(しお)を雨とふらせて鯨(くじら)浮べり「雨とふらせて」の句この歌の骨子にしてしかもこの歌の瑕瑾(かきん)と存候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...それは景樹が貫之よりえらかつたのかどうかは分らぬ只景樹時代には貫之時代よりも進歩して居る点があるといふ事は相違無ければ従て景樹に貫之よりも善き歌が出来るといふも自然の事と存候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...「御紀行毎夕読候而御同行仕候様に奉存候」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「定而不二は大きからうと奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其辺の事既に御考証御論評相成居候哉不存候へ共...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...誠に万々一之御備に漢科之者御供被仰付候儀と奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...収拾すべからざる御場合と奉存候...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
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