...汝ゃこれ嫌いでなかんべさ」といいながら懐から折木(へぎ)に包んだ大福を取出して...
有島武郎 「カインの末裔」
...叔父は一段の上機嫌...
泉鏡花 「歌行燈」
...ふけおやまはわたしの大嫌いなもので...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...人の言うことを聞いて私を嫌うとは...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...箱根の旅館で食い物の好き嫌(きら)いの話が出...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あたし酒飲みは大嫌いさ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...から/\と引き出せば後にまた御機嫌ようの声々あまり悪からぬものなり...
寺田寅彦 「東上記」
...いきなり嫌疑者をつかまへて叱責した...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...すこぶる御機嫌ななめのていでいつものテーブルに陣どると...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...嫌疑のあると無いとに拘らず...
中里介山 「大菩薩峠」
...全身のドコと嫌わずくすぐって...
中里介山 「大菩薩峠」
...嫌ってるわけでも無いようです...
野村胡堂 「悪人の娘」
...「新造さんの方では好きでも嫌ひでもなかつたやうです」「坊つちやんが死んで喜ぶのは誰だい」「喜ぶ者なんかありやしません」「そんな筈はないと思ふが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殺しの虐(むご)さ一「嫌な野郎だな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...父親が軍人という奴はみんな博奕(ばくち)うちで道楽者だという不思議な偏見から士官嫌いなことを知っていたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なら歩いて行け」兵士は鋭く不機嫌な声でいった...
山川方夫 「その一年」
...どうにかしてその手をやらせまいと意識してやればやるほど竹刀をとられて毆られるので終ひにはこの男と立合ふのが嫌だといつて相手がなかつた...
吉川英治 「折々の記」
...何故なら丘子は最近どうも以前ほど僕に対して熱情的でないからなのだ……僕は焦った、悩んだ、その為か、僕の体は、僕自身ハッキリ解るほど悪化して行った――近頃僕が「なんともない」といって診察を受けなかった意味がわかったろう――呼吸は自分でもわかるほど熱くさい、僕はもう自暴自棄だ……一そ丘子を殺(や)って僕も……君、わかってくれるだろう、放っておいても、そう長くはない僕の命だ……僕は最後の仕上げだといって、嫌がる彼女に、半ば脅迫的に最後の針を刺した...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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