...哀韻嫋々(でう/\)...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...嫋やかな、丈長草のやうにいつも地の夢のままになつて、すなほに靡く...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...大塚匠作(おおつかしょうさく)父子の孤忠および芳流閣の終曲として余情嫋々(じょうじょう)たる限りなき詩趣がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...キリストの嫋々(じょうじょう)の威厳をこそ学べ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...どこか雌豹(めすひょう)を偲(しの)ばせる嫋(しな)やかな脚! 豪奢なミンクの毛皮を纏(まと)って...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そのうちでも嫋嫋(じょうじょう)という女と仙仙という女がわけて美しかった...
田中貢太郎 「続黄梁」
...余韻嫋々(よいんじょうじょう)たる悲しさがありましたが...
田中英光 「オリンポスの果実」
...※嫋(じょうじょう)と裾(すそ)を引きながら...
徳田秋声 「仮装人物」
...余音(よいん)嫋々(じようじよう)トシテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...王建の鞦韆詞には嫋嫋横枝高百尺とある...
原勝郎 「鞦韆考」
...膃肭獣は嫋やかな背を見せて丸くなって眠っている...
久生十蘭 「海豹島」
...俺に枕を貸したあの嫋婉(なよ)やかな腕は...
久生十蘭 「湖畔」
...嫋々として長く引くべき余音が僅に十歩行くか行かないうちに消えてしまつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...なほ嫋々たる余音を断たないといふほどの心で人を驚かすほどのことはないが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...竹は嫋(たお)やかだからその擾乱の様がいやに動的ぽいことだ...
宮本百合子 「雨と子供」
...生れつき持つてゐた美しい嫋やかな姿をすつきり伸ばした...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...彼女の嫋(な)よやかな腕くびをつかみあげて...
吉川英治 「篝火の女」
...嫋々哀々(じょうじょうあいあい)...
吉川英治 「随筆 新平家」
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