「嫉」の意味
ねた
小説での「嫉」の使い方
...同時代の天才に嫉妬を示さない詩人たちさへゲエテに欝憤(うつぷん)を洩らしてゐるのは少くない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...そして木村が嫉妬(しっと)と憤怒(ふんぬ)とでまっ黒になって帰って来た時...
有島武郎 「或る女」
...また半分は嫉妬氣味から...
石川啄木 「天鵞絨」
...世界列強が日本を嫉視している時代となっては...
石原莞爾 「戦争史大観」
...杜はムラムラと起る嫉妬の念を...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...嫉(ねた)ましくもなり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...またそのやうな人にありがちな嫉妬の情にも富んでゐた様子で...
太宰治 「右大臣実朝」
...しかし、私だけは一(ウナ)の裏にまたダッシュの一(ウナ)がありはしないかと邪推し、嫉妬し、疑懼(ぎく)し……その我と我から醸(かも)す邪推や危惧(きぐ)や、嫉妬の念に堪えやらずして、自分と自分からめった、人との交際を忌避する気持になるのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...彼女たちの中の嫉妬(しっと)深い者が目星(めぼし)をつけられて厳重な訊問(じんもん)を受けることになったが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...一つは鶴さんと仲のいい植源の嫁への嫉妬(しっと)のために...
徳田秋声 「あらくれ」
...病的な嫉妬から起るこの老婦(としより)の兇暴な挙動(ふるまい)をも宥(なだ)めてやらなければならなかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...このドイツの大家こそ当来の光栄にたいする下劣な嫉妬(しっと)の代表だと称していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女 あなたにはチツトも嫉妬つてことがないのね...
中原中也 「夢」
...彼等は青年が愉快そうにしているのを見ては、嫉妬します...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...嫉妬が功名心や競爭心に轉化されることは...
三木清 「人生論ノート」
...「嫉妬(しっと)の情は人間にあるものだ...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...尽く信者の嫉妬だったのかと初めて由良もおかしく思ったが...
横光利一 「馬車」
...が――言葉の上では強くても、お袖には、嫉(ね)たさ、弱さ、恨めしさ、お縫以上のものがあった...
吉川英治 「大岡越前」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
