「妻室」の意味
正式な妻としての地位
「妻室」の例文(場面別)
- 歴史・古典江戸時代、武士の妻室は家の格式を保つ重要な役割を担っていた。
- 法律文書相続権は嫡出子と妻室に優先的に認められる。
- 小説・文芸彼は妻室を迎えるため、ようやく放浪の旅を終えた。
小説での「妻室」の使い方
...今に妻室(かない)と密会を続けておりましたが...
田中貢太郎 「悪僧」
...妻室(かない)がすこし怪しいから...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...前方(むこう)で御妻室(ごかない)を持って...
田中貢太郎 「水面に浮んだ女」
...私はまだ妻室(かない)がないから...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...わしは三年前に妻室(かない)に死なれて...
田中貢太郎 「放生津物語」
...そのうちに私のような者でも妻室(かない)にしてくれる者があるなら...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...今度は妻室に向って...
田中貢太郎 「妖影」
...云っているうちに私は妻室への気やすめを思いだした...
田中貢太郎 「妖影」
...たいていそんなものだよ」「そうでしょうか」妻室は間もなく下へおりて往った...
田中貢太郎 「妖影」
...伊藤喜兵衛様のお妾のお花さんを御妻室になされておりますよ」「え...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...はやく妻室(かない)をもらって身を固めるがいい...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...私はあなたの妻室ですから...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...源は両親もない妻室(かない)もない独身者の物足りなさと物悩ましさを...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...甘糟が国に残して置いた妻室が夢に忠綱が極楽往生をとげたという告げを聞いて驚いて国から飛脚をたてたが...
中里介山 「法然行伝」
...玄徳の妻室甘夫人(かんふじん)と...
吉川英治 「三国志」
...高貞の妻室が、当時、著名な美人であったことが、師直の好色癖にむすびつけられ、好箇な好色談となっていったものらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...妻室があったとみえる...
吉川英治 「平の将門」
...妻室へはいっても何かと要(い)らない気をつかわなければならなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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