...妙な暗さが心に湧いて來る...
石川啄木 「鳥影」
...しかもなんという奇妙な泣声だろう...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...3.ところで御利息の方は如何相成りますで御座いませうか? 4.此の本は實に妙な本だよ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...あわれに珍妙なものでありました...
太宰治 「おしゃれ童子」
...今日最後の通牒(つうちょう)を受けて驚いて大急ぎで書いたので甚だ妙なものになった...
寺田寅彦 「スパーク」
...そのときの奇妙な心もちを...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...又なく微妙なものに響きます...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして、きまった所へ出ると、急に溜飲(りゅういん)が起って咽喉(のど)の所へ、大きな丸(たま)が上がって来て言葉が出ないから、君に譲(ゆず)るからと云ったら、妙な病気だな、じゃ君は人中じゃ口は利けないんだね、困るだろう、と聞くから、何そんなに困りゃしないと答えておいた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...妙な事にはその眼が...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...当人を前においてこんなことを言うのも妙なもんだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...守宮が五寸釘でぶッ通されたと思うあたりにそういう奇妙な赤痣が出来ていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...なんともいえぬ奇妙な感じがひき起こされ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「妙な手紙が一通来ているんです」「どれ」東亜局長はまた葉巻をくわえ直して無雑作(むぞうさ)に手を出した...
平林初之輔 「鉄の規律」
...終ひには妙な恥しさを覚えた...
牧野信一 「熱海へ」
...奇妙な曲乗りを演じた...
牧野信一 「F村での春」
...何か微妙な漠然たる驚愕とともに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...胃吉驚き「オヤオヤ何か来たぜ、妙なものが...
村井弦斎 「食道楽」
...どうかするとツイ探偵小説を地で行ってみたいような気にフラフラッとなりますから妙なもんで……ヘエ...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
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