...自分の意見などと云うものは持ち合せない淳朴(じゅんぼく)な好々爺(こうこうや)のようであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...他は文盲の好々爺...
種田山頭火 「行乞記」
...自分ながら好々爺らしく感じる...
種田山頭火 「其中日記」
...好々爺と隣り合せて都合がよかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...また一面には実に素直に人の言う事を受けいれる好々爺(こうこうや)らしいところもあった...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...愛想のよい好々爺ぶりが輝いてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...――(その好々爺(こうこうや)は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...がこの好々爺(こうこうや)はもはや故人となって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...老人についてなら「好々爺(こうこうや)だ」と言いたい気を起こさせるほどのものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ゼロントは欺かれやすい愚かな好々爺...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さうして恐らく服部氏は故人の意外に好々爺であつたに驚いたであらう...
長塚節 「記憶のまゝ」
...世話好きの好々爺となってみずからの狭い世界にとじこもっていた...
火野葦平 「花と龍」
...何と美しき好々爺なのである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...見るからに好々爺然たる枯れ桜のような風貌と変っていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...この新五兵衛のいかにもそそっかしい好々爺ぶりも春のやの賞讃しているとおりじつによく描かれている...
正岡容 「我が圓朝研究」
...その明るさが他愛なさに通じたり好々爺的なものに通じたりしている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ちょっと見ると好々爺(こうこうや)にみえるが...
山本周五郎 「いさましい話」
...そこいらにイクラでも居る好々爺ぐらいにしか自分自身を考えていないらしい...
夢野久作 「近世快人伝」
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