...何人でも奴隷の勤勉を以て働らき...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...この男もなかなかいい奴だ...
梅崎春生 「Sの背中」
...それじぁ山へ登ろうって奴はみんなその運命にいつかは出っくわすんだね...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...もともと人間って奴が妙な生れつきでね...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...吉原(なか)へ這入って残った奴を皆(みんな)売りましたというと...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...始めてぶっつかった奴の身体に合わして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...支える奴を縦横無尽に斬り立てた...
中里介山 「大菩薩峠」
...洲崎のなにがしという奴の子分共の仕業でございますぜ...
中里介山 「大菩薩峠」
...またたびで賽(さい)の目をちょろまかそうという三下奴(さんしたやっこ)の出来損いにやれる芸当じゃございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬奴(め)ッ」井上半十郎は縛られたまま...
野村胡堂 「江戸の火術」
...敢然として立つた江戸の町奴...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...己れは親方の息子だけれど彼奴(あいつ)ばかりはどうしても主人とは思はれない番ごと喧嘩(けんくわ)をして遣(や)り込めてやるのだが随分おもしろいよと話しながら...
樋口一葉 「わかれ道」
...一座の視線も、好奇のいろで、二人に集中しているが、その中で、友田喜造、染奴、大庭春吉、三人の眸(まなざし)には、それぞれに違った複雑なものがみなぎっていた...
火野葦平 「花と龍」
...こちとらの給金に当るものが奴らには燕麦なんだからなあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私 良い奴だ...
三好十郎 「冒した者」
...11590己に随分手痛く逆(さから)ったものだが、時は功を奏して、親爺奴、今ここの沙(すな)の上に身を委ねた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...馬も厩(うまや)もございませぬが」「わからぬ奴...
吉川英治 「新書太閤記」
...意気地(いくじ)のねえ奴が揃っている」孫兵衛は舌うちをして振りかえったが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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