...なぜなら、身体疲労し二昼夜も寝食をとらずにきた諸君を迎うるに、道を扼し、橋を撤し、渡船を奪うなど、ほとんど北狄の襲ってくるのに備えるような有様である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いままたわが三歳の子は之(これ)を奪う...
太宰治 「惜別」
...誤まって鼻と一緒に命を奪うような結果になったら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...軍旗を奪う時、剣の一撃を顔に受けたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...婦人から生殖能力を奪う方法が普及しはじめた...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...人の船を襲うて荷を奪う海賊というものも...
中里介山 「大菩薩峠」
...人から金を奪うために生まれてきたようなやつです...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...女のもっとも大切な黒髪を奪うことによって...
火野葦平 「花と龍」
...力ずくにて人の物を奪うか...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...工業者は単にその維持に当てられた基金を奪うことによって富み得るに過ぎぬと主張するエコノミストの説に同意することは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...皆博士が人の功を奪うような人でないことを知っている...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...あの男の頭上の冠(かんむり)を奪うと...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...かえって勢いを器から奪うであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...大けがをさせたうえに職業まで奪う...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...その国を奪うにしのびません...
吉川英治 「三国志」
...天下を奪う志はなかったものだと云い...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――奪うとしたら先生には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...見本の栓を奪う事によって...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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