...移住民や種々な改善が奔流のようにぞくぞく流れこみ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...濁流奔放舟をもって渡るも困難を感ずるくらいである...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...もし奥様が魂の救いのお為に御奔走遊ばしたら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...その後援の下に懸命の努力をもって奔走した結果...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...奔流も彼を止めず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...万里の野に奔(はし)って自由の死を遂げました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は行きづまってから、女と出奔した...
豊島与志雄 「椎の木」
...目の下には大北川の流が奔つて居る...
長塚節 「才丸行き」
...あるいはあまりに理想に奔(はし)って実行出来ぬ空論を述べる者もあろうが...
新渡戸稲造 「自警録」
...「即興曲」はシューベルトの無邪気さと奔逸(ほんいつ)する天才の現れで興味が深い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...放たれた馬が気儘に狂奔してゐるとより他は見えなかつた...
牧野信一 「鱗雲」
...また奇な事は馬一たび駭(おどろ)けば諸他の心性まるで喪われたちまち狂奔して石壁に打付(ぶつ)かるを辞せず...
南方熊楠 「十二支考」
...この野分にもとあらの小萩(こはぎ)が奔放に枝を振り乱すのを傍観しているよりほかはなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自身奔走していくつかの山家を御宿所にさがし求めた...
吉川英治 「私本太平記」
...南蛮寺(なんばんじ)へ奔(はし)りこんだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...追いついた敵勢のなかを狂奔(きょうほん)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...明治三十六年(1903) 十一歳異母兄政広、父と争いて出奔...
吉川英治 「年譜」
...武蔵の姉のお吟(ぎん)は、ばばがまだこういう気持にならない前には、彼女を呼び出すために嘘をいって、佐用村の附近にいるようなことをいったが、事実は、武蔵が出奔後、播磨(はりま)の縁類へ一時身を寄せ、そこから他家へかたづいたとかいうのみで、その後の消息は、伝わっていなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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