...假りの契りにも馴染はある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...名たゝる美人に思はれて契りかはしけるが...
大町桂月 「月の隅田川」
...4.かるが故にとはの契りを換さんとするものは...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...こゝに病躯(びやうく)を故山にとゞめて山河の契りをはたさむとは...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...水の仙女と契りつゝ彼を生めるはエーノプス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...花ひと時の香ににほふ脆きはいづれ世の定め富もほまれもみいづゐもとはの契りをいかにせむ...
土井晩翠 「天地有情」
...今は亡い二人の契りの痕かとも思われる...
外村繁 「夢幻泡影」
...大尉とは義兄弟の契りを結んでゐるダニーロ・ブルリバーシュも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...かくて虎十七歳十郎二十歳の冬よりも三年が間偕老(かいろう)の契り浅からず云々」とありと引いた...
南方熊楠 「十二支考」
...契りの深かるべくもあらぬ事なるを...
南方熊楠 「十二支考」
...優婆塞(うばそく)が行なふ道をしるべにて来ん世も深き契りたがふなとも言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...うらなくも思ひけるかな契りしを松より波は越えじものぞとおおようではあるがくやしいと思う心も確かにかすめて書かれたものであるのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...契りおかんこの世ならでも蓮の葉に玉ゐる露の心隔つなこれは院のお歌である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「いかならん世にか枯れせん長き世の契り結べる草の庵は御所の相撲(すもう)などということも済みまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この世かぎりでない契りをおささやきになるのを聞いていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...結びける契りことなる下紐(したひも)をただひとすぢに恨みやはすると歌を書いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこには主従の契りがある...
柳宗悦 「雑器の美」
...この糜芳と漢中王との君臣の契りを何と見ているか」「……だが」「だまれ...
吉川英治 「三国志」
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