...又其の奇怪な流暢な口辞を振い始めた...
有島武郎 「かんかん虫」
...奇怪なプリズム形をした大望遠鏡が斜に天の一角を睨(にら)んでいる...
海野十三 「空中墳墓」
...ゆがんだ四肢と相まって奇怪な効果を生じ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...特別提供熊鍋(くまなべ)○○動物園払下げの熊デカデカと貼り出したそんな奇怪なビラが私の眼に映った...
高見順 「如何なる星の下に」
...その絵はたいへん奇怪なものでした...
太宰治 「惜別」
...その譲の眼は其所で奇怪な光景を見出した...
田中貢太郎 「蟇の血」
...莞(にっ)と笑った」奇怪な板女の噂は噂を生んで...
田中貢太郎 「女賊記」
...妙義の奇怪なる山容...
種田山頭火 「旅日記」
...世あにかくのごとき奇怪なる論法あらんや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その頭が奇怪な形に見えてくるのを気づかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ばらりと振った采配に、ひらりと変る陣備え、変るが早いか、おててこて、猫に、鳶に、河童の屁、いざ来い、来れっ、と待ち受けたりーいっ」南玉は、顔を赤くし、少し、額に汗を出して、伸び上りながら「謙信公は、これを見て、やああ、奇怪なり、くそ坊主、いで目に物見せてくれん、ついでに、素っ首土産にしょ、と、抜き放ったる業物は、備前の住人、大兼光、三尺八寸二分二厘、真向、上段、大上段、頭の頭上に振りかざし、当るを幸い、右左、前後左右に、前後、細かに切ったが千六本、細かく突いたがところてん...
直木三十五 「南国太平記」
...私は偶々(たまたま)ある奇怪な事件を想起した...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...どの位多くの秘密な奇怪な出来事を...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...通りに奇怪な人々がうようよだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...こんな奇怪な光景を眼のあたりに見れば見るほど...
牧野信一 「鬼涙村」
...ペリアンドロスにいたっては更に奇怪な振舞をした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今日のやうな奇怪なる形状に變じて來たか...
柳田國男 「服裝語彙分類案」
...奇怪な城郭に見えて来る...
横光利一 「欧洲紀行」
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