...孝子に幸福を与へしものは何人(なんびと)かの遺失せる塩竹の子のみ...
芥川龍之介 「案頭の書」
...一切が消え失せることになりました...
石原純 「トーマス・エディソン」
...さうして銀河白道(ぎんがはくだう)がその夜の色の桁、火の涙、血の黴の條理(すぢめ)と共に、かなた至上高點に卷込まれて、消失せる處は、稻魂(いなたま)の光明に包まれた「五角」である...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「さしあげた腕」
...貴様自身もそこにある幻影も失せるがよい...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
...所謂秀才教育からもその弊害が消え失せるだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...妻に集中すべき愛情が一般女性の上に散り失せるということは...
豊島与志雄 「理想の女」
...妊婦の腹を割いて(産婦の死後は産道の活力が失せるので...
中山太郎 「安達ヶ原の鬼婆々異考」
...外より來り外へ消え失せることがない...
波多野精一 「時と永遠」
...いつしか消え失せることは可能である...
波多野精一 「時と永遠」
...「日本人に対し寛大に失せるの嫌(きらい)あり」と...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...低き谿(たに)なくば高き峯(みね)も失せるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...加工し工夫するなら生命は失せるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...低き谿(たに)なくば高き峯も失せるであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ほかの連中はイザとなると逃げ失せる亡国の民だよ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その声もフッツリと消え失せるような場合が非常に多いのであった...
夢野久作 「木魂」
...秀吉の愛惜(あいせき)は失せるやもしれぬ」「おそらく...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして自信力の失せると共に...
若山牧水 「樹木とその葉」
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