...本末の快活の調を失い...
高木敏雄 「比較神話学」
...沖繩の海も見失ってしまった心地だ...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...それで毎年春さきに必ずのようにわれらの国土から失われて行くこれらの物質の量を...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...ここには失われていた...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...この場合には失敗したが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...グリルは失望に終った...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...」「怖(こは)がつてゐますよ――あなたの自愛心が失錯(しつさく)を恐れてゐます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その金が紛失してゐたなら...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...日常の社交性を失わせるようなものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕は御酒を飲むと何処(どこ)でも構わず寝るのが癖で大きに失礼致しました」と衣紋(えもん)を繕(つくろ)い袴(はかま)の皺(しわ)を伸ばし手巾(はんけち)を袂(たもと)より取出(とりいだ)して再び三たび口を拭(ぬぐ)う...
村井弦斎 「食道楽」
...悲しみにくれた大臣は立ち上がる力も失っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「失礼ですが、お母様の代わりと思ってくだすって、御遠慮のないおつきあいをくだすったら、私の真心がわかっていただけたという気がするでしょう」などと言うのであるが、宮は非常に内気で羞恥(しゅうち)心がお強くて、異性にほのかな声でも聞かせることは思いもよらぬことのようにお考えになるのであったから、女房たちも勧めかねて、宮のおとなしさを苦労にしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...おまけにこんな失礼ななりでともことわらぬようだが...
柳田国男 「雪国の春」
...「いや失礼、――」兵馬は笑いやめて云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...イヤ失敬失敬...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いつかはと意欲は決して失っていないが...
吉川英治 「親鸞」
...やがて、梨丸が、将門を、背に負って、はいって来たのを見て、翁も媼も、初めて、顔いろを、失った...
吉川英治 「平の将門」
...この抵抗力の喪失が...
和辻哲郎 「地異印象記」
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