...太ったお母さんの写真を持っている素直で可愛らしい子供(ボーイ)だった...
石川欣一 「比島投降記」
...いずれも肥え太った綺麗な猫であった...
伊波普猷 「私の子供時分」
...「猫八さん!」かの女はその太った図体(ずうたい)を自慢そうに前の方へ運ばせながら...
岩野泡鳴 「猫八」
...ここは東京の月島という埋立地の海岸に、太った男が、水のボトボト滴(た)れる大きな潜水服を両手に抱えて立っていた...
海野十三 「地中魔」
...デップリ太った顔に...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...みるみるかれの太った背中に赤い毛糸のようなあとがついた...
江戸川乱歩 「影男」
...家庭教師のほうは、二十七八の、白く太った、落ちついている女性で、ロイド眼鏡を掛けていた...
太宰治 「善蔵を思う」
...K氏は委細構わず自分の伴れの男―――色白の小太りに太った可愛らしい...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...快活な太った一人の老尼が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...コルセットの中にしめつけられてる太った羊飼いの女...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人々が、一時に、その眼の方を見ると、大きい、太った男が、近づいて来ていた...
直木三十五 「南国太平記」
...くりくりと太った丈夫な男の児が生れた...
永井荷風 「深川の散歩」
...碁盤へ印をつけた山崎はもっと太った男であった...
中里介山 「大菩薩峠」
...太ったバッタのような雌は...
林芙美子 「泣虫小僧」
...大きな太ったぶたは地べたに穴(あな)をほっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...あのでぶでぶ太った...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...これも丸顔の太った人物が...
山本笑月 「明治世相百話」
...でっぷり太った栄養の良い赭顔で...
横光利一 「夜の靴」
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