...房総(ぼうそう)半島の東がわにある大戸(おおと)村の沖あいでおこなわれていました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
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武田祐吉 「古事記」
...大戸瀬から約四十分で...
太宰治 「津軽」
...階下は銀座の表通から色硝子(いろガラス)の大戸をあけて入る見通しの広い一室で...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...多分、山へ行った猟師が戻ったものだろう、とは思ったが、猟師ならば、頼むも、頼まないもあったものではない、大戸をあけて、ここへ入り込んで、両足を炉縁(ろぶち)に踏込みながら、獲物(えもの)の自慢話をはじめるのが例になっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...それとは全く違った大戸の方でしきりに胡見沢は騒いでいるのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...勘次(かんじ)が庭(には)へ出(で)ようとして大戸(おほど)をがらりと開(あ)けた時(とき)卯平(うへい)と衝突(つきあた)り相(さう)に成(な)つた...
長塚節 「土」
...表(おもて)の大戸(おほど)には錠(ぢやう)がおろしてあつた...
長塚節 「土」
...土藏の大戸前を開けて入つて見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土蔵の大戸前を開けて入ってみると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...成程田代屋は表の大戸を締めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう大戸を閉めた店先の隈(くま)を指しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大戸を卸(おろ)さうといふとき...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...帳場から鍵を持って行って土蔵の大戸を開け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...廊下の行き止りに樫(かし)の一枚板の塗喰(しつくひ)の大戸で鎖した上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雷鳴と稲妻と、雨と風と、――家中の人は皆んな奥へ引込んで、蚊帳(かや)の中へ入ってしまって、私だけ店に取残され、大戸をおろして、臆病窓から、此方を眺めて居たんです」「外に何んにも見えなかったのか」「雨がひどかったんですもの、でも、どしゃ降りの中で――」お菊の眼は、空を仰ぐように、庇(ひさし)から屋根へと見上げるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...店はもう提灯を消し、大戸をおろして、ひっそりと寝しずまっていた...
山本周五郎 「新潮記」
...続いて小僧は表の大戸を音高く引き降ろした...
横光利一 「上海」
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