...便(びん)なき少年の上をおもひて大息(といき)つき給ひぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我頸を抱きて大息つき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ロークは大息をして歯をくいしばり...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...周さんをして長大息を発せしめたものは...
太宰治 「惜別」
...我々はたゞ前途の甚だ遠きを見て長大息を洩らす許りである...
橘樸 「支那を識るの途」
...「あゝ」と云って急に長大息(ちょうたいそく)するのである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...都城を破るアキリュウス見たるトロイア勇將は、 550敵の迫るを待ち乍ら立ちて心肝惱しつ、大息しつゝ、剛強の心の中に念じ曰ふ546 IV 467.『あゝ進退を如何にせむ? 衆の恐れて紛々と逃げ去るほとり、我も亦アキルリュウスを逃れんか?彼は我にも逐ひつきて手向ひ得ざる身を討たん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...此四五日は大息(おおいき)吐息(といき)の息巻荒く(あが)る様に見える...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...三百年の徳川のためにも大息しているかのようにも見られます...
中里介山 「大菩薩峠」
...物ごしの静かさ、恰幅の見事さ、人柄の上品さ、雲水空善は、長大息して、この死にに行く武士を見送るばかりです...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...乃(すなわ)ち筆を抛(なげうっ)て大息(たいそく)して曰く...
正岡子規 「俳諧大要」
...フーと大息をつくと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十頭近い牛が大息を突きながら現われてくる...
柳田国男 「雪国の春」
...唯一つのお味方を失っては決していいことはありますまい」呂布もようやく悪酔いのさめたようにほっと大息を肩でついて...
吉川英治 「三国志」
...三魯粛の語る始終を周瑜(しゅうゆ)はさっきから頭を垂れて黙然と聞いていたが、やがて面をあげて、「ああ……」と、長大息すると、ありありと慚愧(ざんき)の色をあらわして、慨然(がいぜん)とこういった...
吉川英治 「三国志」
...そこではほっと大息をやすめた...
吉川英治 「私本太平記」
...わざとらしい長大息をしながら云った...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほっと大息ついて振り向くと...
吉川英治 「新・水滸伝」
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