...長大息(ちょうたいそく)と共に小首(こくび)をかしげ...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...彼は長大息した...
海野十三 「地球発狂事件」
...余此ノ路ヲ歴(へ)テ此ノ事ヲ見ル毎(ごと)ニ未(いま)ダ嘗(かつ)テ之(これ)ガタメニ長大息セザルナシ矣といっている...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...おりおり高い長大息(ためいき)の気勢(けはい)がする...
田山花袋 「蒲団」
...三百年の徳川のためにも大息しているかのようにも見られます...
中里介山 「大菩薩峠」
...物ごしの静かさ、恰幅の見事さ、人柄の上品さ、雲水空善は、長大息して、この死にに行く武士を見送るばかりです...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...なにから申しあげてよろしいやら……」肩で大息をつきながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...精根限り駆けずり廻ったあとのように肩で大息をしている...
久生十蘭 「魔都」
...実に長大息すべきなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...乃(すなわ)ち筆を抛(なげうっ)て大息(たいそく)して曰く...
正岡子規 「俳諧大要」
...大息を吐(つ)いて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...只長大息の餘余山陰諸國歴遊中之日誌を閲して...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...自国におりて広重や北斎のむかしの神社の浮世絵を集むるがましと長大息して...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...老人に会えば「旧式の教育法を復活しない限り国家は滅亡の他ない」と悠然として長大息し...
夢野久作 「鼻の表現」
...三魯粛の語る始終を周瑜(しゅうゆ)はさっきから頭を垂れて黙然と聞いていたが、やがて面をあげて、「ああ……」と、長大息すると、ありありと慚愧(ざんき)の色をあらわして、慨然(がいぜん)とこういった...
吉川英治 「三国志」
...周瑜はなお肩で大息をついていたが...
吉川英治 「三国志」
...思わず大息につぶやいた...
吉川英治 「親鸞」
...『アッ』と云ったルパンは書記の身体(からだ)を調べたが呟く様に『死んでおる!』と大息した...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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