...これだけは大威張りでいえることだが...
石川欣一 「比島投降記」
...あの姉妹達は大威張りで...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...六時間前にバラックを建てて、入ったばかりじゃないか」「あたし達、若いものは、こんな場合には、お国のためにウンと働かなきゃ、日本人としてすまないんだわ」「そりゃ、僕だって、働いても、いいよ」「じゃ、こうしない」「ウン」「あたしは、サービスに心得(こころえ)があるから、これから、毒瓦斯避難所(どくガスひなんじょ)へ行って、老人や子供の世話をするわ」「僕は、どうなるんだ」「あんたは、外に立っていて、ヨボヨボのお婆さんなんかが、逃げ遅れていたら、背中の上にのせて、避難所へ連れて来る役を、しなさいネ」「君が働いている避難所へなら、何十人でも何百人でも、爺さん婆さんを拾ってゆくよ」「そして、日本が戦争に勝って、そのとき幸運にも、あたし達が生きていたら……」「生きていたら……」「そのときは、大威張りで、あんたの所へ行くわ」「ふうーん」「あんた、約束して呉れる?」「条件がいいから、約束すらァ」「まア、いやな人ね」暗闇(くらやみ)の中の男女の声は、パタリとしなくなった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...実際またこの予定通りにやり果して大威張りで出て来たのだが...
大杉栄 「獄中記」
...そして大威張りで海道筋を練り歩かせたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...大学の学生が大威張りで銀座を散歩するようなつもりで...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...本当にすきなのだから大威張り...
太宰治 「斜陽」
...蛸は大威張りで駕籠にゆられて居眠りしながら旅をつづけた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...大威張りでぐいぐい飲まれては...
太宰治 「親友交歓」
...私がここで大威張りで言いたいのは...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...何処(どこ)へゆくにも追従(つい)て行つて大威張りに威張るがな...
樋口一葉 「たけくらべ」
...まるで船を城のやうに思つて大威張りで住んで居りました...
牧野信一 「船の中の鼠」
...無茶先生は大威張りで...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...あの界隈で古ショウガを三銭買って来て大威張りという有様です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頭つきで大威張りの焼き魚でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...我当はその頃から同座の客座にすわって大威張り...
山本笑月 「明治世相百話」
...轡虫は大威張りでそこいらの露をヤタラに吸いながら...
夢野久作 「がちゃがちゃ」
...大威張りで通った...
吉川英治 「三国志」
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